エッセイ 『梅と桜』
遅めの午前中に、初詣の参拝に伺った。
地元のちいさな神社へ。
道中、おひとりで来られた方ともすれちがう。
ふだんのお散歩とは、なんだかちがう、くすぐったさ。
気持ち分の会釈。遠くの方で鐘の音、ひとつ。
犬のお散歩も兼ねての方?(戌くん、辰年にごあいさつ?)
境内では、老若男女いろんな方々の組み合わせがお見受けされる。まだ歩き始めたばかりのような、ちいさい子の歩調に合わせた親子連れさんも、入れ替わり立ち替わりでふた組くらいおられたりとのんびりとした雰囲気。思わず、ふふふと和む