新春小噺　『こたつ』

新年あけましておめでとうございます。

（はい。あけましておめでとうございます）

今年の干支のどうぶつはというと、えーっと…

（ずこっ）

子丑寅卯ね・うし・とら・うこたつmeみー…

（ずこっ。ふふふ。それじゃあ、子、丑、寅、卯たちと一緒に“こたつ“入ってるみたいじゃん！）

そうだよ。こたつ。こたつとみかん。そんでもって栗きんとんとかもたべながら、去年はおつかれさま〜、今年もよろしく〜って、ね。

（いいなぁ〜。のんびりしてて）

うん、炬燵こたつで、小辰こたつくんと一緒にね。

（え？炬燵こたつで、小辰こたつって、竜の子の？dragonのこども？）

うん。わたしが来年の干支の巳み。
きみが亀。ほら、酉とりの横にいるのが、きみの相方の鶴。

（ずこっ。…あ、じゃあ、亀の歩みで向かいます）

子丑寅卯小辰巳午未申酉戌亥ね・うし・とら・う・こたつ・みー・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い、鶴亀つるかめ、いろんなどうぶつ、いろんなしょくぶつ、寿限無寿限無…

（ずこっ。ふふふ）

◯

お干支の辰たっつぁんはというと、ほかの干支たちと新年のごあいさつをかわしたあと、七福神さまたちとともに、東へ西へ、南へ北への大磯菓子おおいそがし。

（ずこっ。　これじゃあ…  おっきな海苔巻きのりまき？　でっかい海老煎餅えびせん？）

〈わははっ！くふふっ…〉

ー　これには、辰たっつぁんも、七福神さまたちも、初笑いしたそうな　ー

（おうちでは、おふろに、おふとん、季節のごはん、そして、こたつたちもまっている。まったりと）

おあとがよろしいようで