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いろいろあります!沖縄のひとり親支援

沖縄には母子家庭・父子家庭のどちらでも、受けられる支援や制度がいろいろあります。
今回は、8つのひとり親支援をご紹介します。

お仕事のことや経済的なこと、お子さんに関することなど、少しでも「困ったな」と思った時は、どうぞお住いの市町村の役所にご相談ください。

母子・父子自立支援員が丁寧にお話を伺い、あなたに必要な支援をアドバイスいたします。



1.自立支援教育訓練給付金


ひとり親世帯の母や父が、自立に向けて教育訓練講座を受講して終了した場合、受講料として支払った費用の一部を支給するものです。
(※事前の相談が必要です)

●対象となる講座
厚生労働大臣指定教育訓練講座に掲載されている講座

●支給額
講座受講料の60%
上限:就学年数×400,000円
※雇用保険法に基づく教育訓練給付金の支給を受けられる方は、上記金額より教育訓練給付金の金額を差し引いて給付されます。


2.高等職業訓練促進給付金


ひとり親世帯の母や父が、看護師や保育士などの資格取得ために1年以上、養成機関で修業する場合、修業期間の生活費の支援が受けられます。
(※事前の相談が必要です)

●対象資格
看護師・保育士・介護福祉士・社会福祉士・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・美容師・調理師・製菓衛生士・デジタル分野の民間資格(令和5年度のみ)
※上記以外の資格は担当窓口にてご確認ください。

●支給額
非課税世帯:100,000円/月額(最終学年は140,000円/月)
課税世帯:70,500円/月額(最終学年は110,500円/月)


3.ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業


高等学校を卒業していないひとり親またはお子さんが、高等学校卒業程度認定試験の合格を目指して、民間事業者が実地する対策講座を受講する場合、受講料の一部が給付されます。

●給付額
通信制:上限150,000円
通学または通学・通信制併用 上限300,000円

※受講開始時給付金・受講終了時給付金・合格時給付金などがあります。


4.ハローワーク・パパママお仕事応援事業


ハローワーク沖縄と連携して、早期就労を希望するひとり親世帯の母や父に対して、職歴や適性に応じたきめ細やかな就労相談を行っています。
(※相談は完全予約制です)
また、資格取得のための講座の案内等も行っています。

●主な支援内容
・履歴書、職務経歴書の作成指導
・面接時のアドバイス
・求人情報の提供
・各種支援制度の紹介
・資格取得のための講座案内


5.母子父子自立支援プログラム策定事業


ひとり親家庭の方の実情に応じた自立支援プログラムを策定し、ハローワークや母子家庭等就業・自立支援センターと連携しつつ、きめ細かな支援等を行っています。
※制度を設けていない自治体に居住されている場合は、プログラム策定事業を活用できません。

●施策紹介
福祉事務所等に母子・父子自立支援プログラム策定員を配置。
児童扶養手当受給者に対し下記の支援を行います。
・個別に面接を実施
・本人の生活状況、就業への意欲、資格取得への取組等について状況把握
・個々のケースに応じ支援メニューを組み合わせた自立支援プログラムを策定
・策定後の状況も継続的にフォローすることで自立促進を図る



6.沖縄県ひとり親家庭住宅支援資金貸付事業


「5.母子父子自立支援プログラム」の策定を受け、自立に向けて求職活動や資格取得などに意欲的に取り組むひとり親家庭に対して、住居の借り上げに必要な資金(家賃)を無利子無担保で貸し付ける事業です。

●貸付内容
入居している住宅の家賃の実費
月額上限40,000円×最長12か月貸付

●返還免除について
下記のいずれかに該当する場合、仮受けた資金の返還が免除となります。

・資金の貸し付けを受けた時点で就業していなかった方が、住宅支援金による貸し付けを受けた日から1年以内に就職し、1年間就労を継続した場合。

・資金の貸し付けを受ける時点で就業していた方が、プログラム策定時より高い所得が見込まれる転職などをし、1年間就労を継続した場合。


7.ひとり親家庭等日常生活支援事業(ヘルパー派遣)


一時的な保育や生活のお手伝いが必要な方に、ヘルパー(家庭生活支援員)を派遣します。
※利用するには、事前の登録が必要です。
※年間24回の利用が可能です。

●支援の場面
病気の時・事故や災害時・葬式や結婚式などの冠婚葬祭・学校行事などへの参加・資格取得のための通学・就職活動など。


8.沖縄県母子父子寡婦福祉資金貸付

沖縄県では、20歳未満のお子さんを扶養している母・父・寡婦(かつて児童を扶養していた配偶者のいない女子)に対し、経済的自立と生活意欲の助長を図り、扶養している児童の福祉の増進に必要な資金の貸し付けを行っています。
※申請から決定まで約2か月ほどかかるので、手続きはお早めに。

●資金の種類
・事業開始資金、事業継続資金
・修学資金、技能習得資金、修学支度資金
・修業資金、就職支援資金
・医療介護資金、生活資金、結婚資金
・住宅資金、転宅資金



以上、ひとり親支援の制度や事業についてお知らせしました。

「困ったなぁ。どうしよう?」と思った時、どうぞ役所の担当窓口や母子父子支援員までご相談ください。

あなたの困りごと・心配事がなくなり、心穏やかに過ごせますように🍀


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