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理想と現実を恋愛の観点から、実体験で得た1つの考え

GWに突入し外は土砂降りなので最近まるで日記かのようにハマっているnoteでも書こうと思った次第です。

これは私(僕)の経験したカタオモイの話です。

先日振られました

先日私は振られました。二人で食事を楽しんだ後、地下鉄の通路で。その人には今回で二度目の告白となります。理由は「今は恋人はいらない」そうです。本音と建前。そんな言葉がすぐに頭の中によぎって通過した後、帰り際一人電車に揺られ、今後の人生で理想を追うのかそれとも”世の中的な意味で”現実的に考えるのかを考えました。

出会った場所と期間。

その人と出会ったのは学生の時のアルバイトでした。年は自分の1つ下。出会った頃は一目惚れのような錯覚を起こすほどにタイプなルックスで心臓が不思議なメロディーとともにビートを刻んでいた感覚を覚えています。

人当たりがよく、いつも明るくて気遣いができる。ノリもよく素直な人で私にとってはこれ以上ない程理想な人でした。

同じくらいの時期にアルバイト先に入りましたが、その人は私が考えるように周りから見ても魅力的な人で、すぐに恋人ができました。

もっともその頃は私自身恋愛経験も少なく、その人と付き合うなんてことは考えもしなかったので当然の結果であり、ただその相手が羨ましかった。アイドルにハマっている人が抱く感覚に近い感覚なのかもしれない。付き合えるわけではないが、好きでいるし恋愛は他でする。

大体それから一年後くらい経過し、その人はお相手と別れることになりました。その一年間、お互いアルバイトに入る日数が長かったこともあり、徐々に仲良くなっていました。意外な共通点も見つかり、その人と話す時間は楽しく、もっと時間を共有したいといつしか思うようになりました。

私は恋愛に対していわゆる自分に見合った相手、現実的な人、同じ程度の人など一切考慮しない理想主義タイプです。

だから好きになったらどんな形であろうと告白しないと気がすまないタイプなのです。

その人は私以外でも異性と二人で食事に行くこともあれば、私に向けている笑顔も他の人にも当然向けているし、私のことなど恋愛対象として見ていないのは心の底ではわかっていました。

でも衝動は抑えられず、告白をしました。ほぼ人のいない駅のホームでした。その時の答えは「ごめんなさい。」その一言でした。振られることを前提としていた告白ではあったものの、学生の頃は些細なことでも一喜一憂しメンタルの弱い人間であった私は、現実を打ち付けられてみるとかなりショックでした。

しかも相手には今好きな人がいることもわかり、その相手は自分もよく知る人物でした。私から見てその人物は仲は良いし、とても人柄がよくいい人ですが、至って普通の人という感覚で、モテる人とも思わなければその人と仲がいいことすら知りませんでした。

相手のことを全然知らなかった上に、恋敵の魅力にも気づけていなかった私は反省しました。

振られてからも吹っ切れて自然に振る舞うことができたので、恋愛相談に乗ることになっていました。私は告白を勧めました。私の好きな人はかなりもてたので絶対に成功すると確信していましたが、その子は振られてしまいました。

その後も仲良くしていると、その子からアルバイトの帰りに付き合ってほしいと言われました。その時はあまりにも驚きの出来事で私は現実味を感じず、実感がなく感情があまり動かなかったのを覚えています。

その時心のどこかで、自分のことは本当はスキではなく、その人が振られた悲しみに耐えられず私のところに来たのだと理解していたのかもしれません。

恋愛中はなかなか客観的になれないですが、本当は薄々感じてはいたと思います。

一ヶ月後、実際その通りになりました。

告白して振られたときよりもかなりのダメージを受けてしまい、その人のことを心理的に遠ざけるようになってしまいました。アルバイトで顔を合わすことになるので、今までの振る舞いがどうしてもできなくなってしまい、居心地が悪かったと思います。申し訳ない。

でもその人の人格は私より数段大人でできあがっており、徐々に仲が戻っていきました。

その後お互い就職が決まり、アルバイトを卒業しました。

約3年ほどアルバイト先でお世話になりました。

空白期間の間に。

就職して会う頻度が少なくなったものの、その人のことはまだスキでいましたが、アルバイトを卒業してからも皆との飲み会にお互い参加したり、電話したりする仲でした。

何度か電話しているうちに、実は前にその人が振られたスキだった人とうまく言っていることを本人から知らされました。私のスキな人のことですから、応援したい気持ちと同時に悲しかった、悔しかったのを覚えています。

まだその人と恋愛することを期待していたのかもしれません。

それからはその人のことを諦め、他の人と恋愛をすることにしました。

何人かと付き合いましたが、長くて1年くらいしか持たない恋愛が続きました。

そして、その人がまたお相手と別れました。

その期間約3年。

再告白と悟り。

連絡はまだ少し取り合っていたので、また1,2ヶ月に一回程度電話する仲に戻りました。その頃は私には違う相手がいたので、タイプではあるがその人との恋愛はもう考えておりませんでしたが。

しかし私は今のお相手と徐々にうまく行かなくなり、別れました。自分から振りました。やはり今までうまく行かないのは、その人の事を完全に諦められておらず、中途半端な気持ちで付き合っていたからだと思うようになりました。今まで付き合った人には申し訳ないです。

以前より恋愛経験が豊富になった私は、前より自信があり期待を持ってしまっていました。食事に誘い、告白したのが先日の話です。

冒頭の通りに振られ、私は悟りました。


”この人はどんなに自分を磨いても、どんなに尽くしても自分の事を恋愛対象として好きになることはないだろうと。”


その後。

もちろん血のにじむほどの努力をしたわけではまったくないので、今回振られた反省点、改善点、自分磨きの余地という意味での課題は山積みで今後の人生更に自分を磨きに磨いてダイヤモンドのように固くしていこうと思っている次第ですが、その人にとってはそういう問題ではなさそうです。

今回も悔しさわもちろんあります。自分本位で告白したせいで相手も自分も友達を一人失うことになりました。

後戻りはできません。

時間は刻一刻と過ぎていき、止まってはくれません。

人生は今も終わりに近づいています。

未来に向けて、今を精一杯に生きて前向きに自分を磨いていこうとすでに前に進んでおります。

その人には色々な事を気づかせていただき、自分の人生を間違いなく良い方向に向かわせてくれている貴重な存在でした。

感謝と敬意を陰ながらに思っています。

そして、好きな人に振られた人は元気で前向きにいてほしいですね。

思い返せば私自身失恋した後には必ず成長しています。

失敗は成功のもととはよく言ったものです。

自分を磨けば、必ず前よりも自分の理想に近づいた人に出会うことになる。

縁とはそういうものです。

だから私は理想を追うことを諦めてはおりません。今後諦める気持ちもありません。世の中的に言う”現実的に考える”という選択肢は自分の中にはありません。

私の思う現実的とは、逆にいわゆる妥協(言葉悪いですが語彙力ないです)をした相手と一生時間をともにする方が現実的ではないと。

理想を追っている人は必ずしも間違いではないことを、心が揺れている人にお伝えしたく書きました。

サチアレ。


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