見出し画像

フレックス出社についてドイツVS日本

事業メンバーと毎週水曜日は経営会議。

事業に関わることや抽象度の高い内容まで何でも話して良い場が1週間に1回あります。その中で「フレックス出社」という議題が出たのでそれについて今日は書いていきます。Twitterでは書ききれない仕事論や自分のスタンスを忘れないように書き留めています。

画像1

まあ僕らは大企業みたいに資本もリソースもない。
口癖は「やばい人足らん!」
小さな単純作業から戦略と戦術案も考えてはやってみてだめなら次の施策に。採用もすればリファラるでDM送ればTwitterもやれば、社是が選択と集中であるけど、程遠いほど業務の選択と集中はまだだまできない。

そんな中議題に出たのが「フレックス制度の働き方」
意見に良い悪いはないけど、僕個人の意見としてはこう。
※フレックス制度は時短勤務あるいは自由な出退勤時間を指す。

①フレックス制度を導入できる会社は儲かってる
②フレックスで儲けれる会社は一般人よりクリエイティブなものを生み出す
③フレックス制度を導入できる会社はその国の文化に依存する

①フレックス制度を導入できる会社は儲かってる

儲けれていない会社が時短で生産性を上げようとしてもアウトプットにも限界があるので生産性議論にはならないはず。儲かってる会社だからこそ、最小の労力で生産性を高め、余った時間を個人の人生に投資をしようとういうこと。儲かってない会社の根本的な問題は儲けるための仕組みやノウハウがないので、まずは儲けないとフレックス制度を導入しても今以上に儲けることができるかは謎ではないだろうか。

②フレックスで儲けれる会社は一般人よりクリエイティブなものを生み出す

生産性良く効率的に何かを生み出せる人は、一般人よりもそもそも時間の使い方や捉えた方が違うと思う。人と違うことを生み出せる(価値を生み出す)人は、周りの人と比べてもアウトプットの質が高く、限られた時間で最大限の価値を発揮することができる。でも、限られた時間で価値を最大化できる人は生まれながら「そうではない。アイデアの積みかさねで最適解を生み出し、「生産性・効率性」に辿り着いている。

クリエイティブ人材が自由にみえるのは過去に洗練されたアイデアの積みかさねから生まれているのであろう。

③フレックス制度を導入できる会社はその国の文化に依存する

フレックス制度はアメリカや海外人の働き方が中心となって流行っている。元々欧米では個人の自由な時間を大切にしたり、軍隊のような教育制度であった日本とも大きく教育制度が違う。

ましてや仕事においては成果主義。必要な能力がなければどこにも就職できない。ドイツでは、大学まで教育費用が無償なので30歳手前まで勉強するのがあたりまえであり、それまでにインターンシップと学業で能力を身に着けてようやく働き始まる。自分で学んだ内容を仕事にするのが当たり前。だから能力主義であり、成果が出ない人間はすぐに首を斬られる。

一方で日本における仕事の働き方は、会社で学んでから○○をするという人が圧倒的大多数。これは日本の教育の在り方が集団行動のプライオリティーを高く、学校が教えてくれることを学べば大丈夫という先入観から会社もそのように形成されてしまった。だから年功序列などの制度ができ、能力主義ではなく学校や会社が育てる文化が根付いてしまった。

ではどうなるか。結果主義である欧米は当然結果を出すための近道を探すので、勝手に生産性は上がる。第一に結果を出すことが求められからである。

一方で年功序列型の結果を出す事にこだわらない日本人の働き方は、時給制の遠い道のりを歩んでしまい、生産性のある働き方などは皆無になった。

そんな日本企業にフレックス制度は当然流行らないし、事実フレックス制度を導入して実現できている会社はほぼいないであろう。ほとんどが表面上のフレックス制度であるに間違いない。

ということでフレックス制度はその国の文化や働き方に大きく依存するモデルである。

さいごに

何時間働いたとかはどうでも良くて、自分が何に満足できていないかをまずは知る必要がある。お金儲けけなのか、仕事を通じて新しい事を知るのが好きなのか、何に自分がわくわくするのかを知ることは大事である。

そうすればフレックス制度とか、出退社時間制約が気になるというような次元の話にはならないのではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?