皆既月食・・見れませんでした。
皆既月食・・・が観れると思って、八時過ぎ、子どもと望遠鏡担いで外に出てみたけれど、あいにくの曇り空。
月・・どころか星一つ見えませんでした。
「あぁ~!」
子どもたちの残念そうな声。
「う~ん、去年の七夕の日もお天気が悪かったような・・・」
田舎暮らしなのになかなか天候に恵まれない。
というわけで、スマホを取り出し、月食を観測できた方々の速報をTwitterで確認。
「ほっほ~。」
とうちの望遠鏡抱え、スマホにかじりつきました。
皆既月食は、3年後に観れると思っていたのですが、NHKニュースによりますと、満月として地球に最も近づいた状態での皆既月食が観られるのは、次回は、12年後とのことで、「えぇ!」となりました。
12年後・・大学生(仮定)やら高校生やらの息子たちは、果たして月を見上げるでしょうか。
天体望遠鏡買ってあげたのだから、活用してもらわな困るというのが心境です。
子どもたちが宇宙を認識したのは、プラネタリウムがきっかけ。
田舎暮らしをする前、住んでいた場所が市の科学館の近くにあり、プラネタリウムを観に連れて行きました。
といっても、最初の段階では、目を輝かせて星を見つめているのは、長男だけ。次男は、暗闇に怯え、三男は、飽きて逃走するのではないかという心配で母にホールドされておりました。
が、何回か連れて行くうちに、三兄弟は、大人しく座ってプラネタリウム上映を観るようになりました。
そして、数年前連れて行ったのが、苫小牧市科学センター。
ここでは、宇宙ステーション「ミール」(実物予備機)が展示されており、実際に中に入ってみることができます。
もう、初めて見る宇宙ステーション(の一部)に母も子どもたちも興奮しました。三男は、「なんのこっちゃ」という顔で見上げてましたが・・。
私自身の幼少期を振り返り、あまり「宇宙」や「天体観測」ということと無縁でした。
学校の授業で履修するとしても、そこから先、好奇心がうずくという対象ではありませんでした。
しかし、子どもたちが「へぇーへぇー!」と言いながら「ミール」の周りをウロチョロするので、それを必死に追いかけながら、私も、これまでの人生で知らなかった分野を知ることができました。
子どもを通して「初めて知ること」。これが、お恥ずかしいながら、結構あります。
長男は、その後、映画『アポロ13』
やら『スターウォーズ』やらを観だし、宇宙への関心を募らせました。
そして、買ってしまったのが、天体望遠鏡。
天体望遠鏡なんて、これまでの人生でのぞいたことありません。
「本当に見えるの~?!」
と半信半疑で月の方角へ向け、ピントを合わせる。
「どぇっ?!」
思わず、望遠鏡から1メートルほど後ろへ飛び退ってしまいました。
「つ、月にウサギがいない・・・。」
当たり前だろという顔で長男ににらまれました。
月に黒いシミのような模様がある。
表面がデコボコしているのだから当然なのですが、実際目で見ると、黄色く輝いている・・・。
土星だってそうです。
本当に輪っかがあるんです。
し、知らなかった・・・。いや、教科書では、見たのだけど。観たわけではない。
世の中、本当に知らないことだらけです。
「知らない」を知ってみようとすること。
子どもは、もちろんのこと、大人だってわくわくします。
何歳になったって、”好奇心”は、生きる原動力になります。
これからも、この「わくわく」発見出来たら、またnoteで綴っていけたらと思います。
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