漆喰の家に住もう！

漆喰とは、瓦や石材の接着や目地の充填、壁の上塗りなどに使われる、消石灰を主成分とした建材です。

建築材料としては、神話の時代から接着剤として知られています。消石灰を主成分とする建築材料は、古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代ローマのいずれの遺跡にもみられ紀元前から用いられています。

建築材料として漆喰が日本に渡来するのは、飛鳥時代といわれており神社仏閣建築に使用された。古墳などにも使われています。

漆喰のメリットは

＊耐久性が高く、長時間経過しても劣化しづらい（耐久性）
＊調湿性・消臭性など住宅の空気環境を調整する機能がある（調湿性）
＊シックハウス症候群の原因物質や揮発性有機化合物などを含まない
＊水分が加わると強アルカリ性を示し微生物の繁殖を抑制し不活性化する（抗菌性）
＊不燃性の建築材料である（耐火性）

こうした古くからある自然素材の漆喰は、今でも受け継がれ建築に活かされています。
しかし、さまざまなメリットがあるにもかかわらず、現在の日本の住宅の壁の仕上げはほとんどがビニールクロスであり、漆喰が使われることはほとんどありません。

日本の住宅に採用されなくなった理由は何でしょうか？？？

家づくりで漆喰を取り入れるべきなのか、そうでないのか？？？