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マクドナルドの「お客様係」と話して思ったこと

子ども達の声が響き渡る、平日昼過ぎのマクドナルド。そこで、現役のマクドナルド店員さんと立ち話をしていた。「現役」と言ったのは、昔ぼくも2年程度マクドナルドにお世話になったことがあるからだ。

現役の頃は、マクドナルドの全てが、ぼくは好きだった。(今もファンなのは変わらない)

「たった1杯のコーヒーでも、新しい体験を」←働いていたいときに、勝手に自分のビジョンとした設定していたのを...いま思い出した(笑)

マクドナルドで働く日々は、楽しかった。スタバのサードプレイスに習って、「こんにちは」という声掛けに変えてみたり、商品を渡すときに「良い一日を!」と言ってみたり...。

そんな、今思えば「それは...マニュアルに反するよ」ということでも、社員の人は否定することなく、ましてや「その挨拶いいね!!!」と褒めてくれさえした。

そんなマクドナルドに、お客さんとして出向いたときである。


100円の、1杯のコーヒーだけを注文した。2階がある割と広めの店舗に、他の店舗より広い間隔で席が配置されている。

客層は、子連れの母親と、昼休みのサラリーマンで賑わっていた。テスト期間なのだろうか?学生も、ちらほら目立つ。

そんな中で、2人がけの席に腰掛けた。

「いらっしゃいませ!ごゆっくり、どうぞ。」

といわれ、「おかえりなさい」と言われた気がした。


来店した人には

「いらっしゃいませ!」


帰る客には

「トレーお下げしますね!」


走る子どもには

「歩いて!危ないよ。ほんと、みんな元気だねぇ。」


と、お客様ごとに違った声掛けをする。

特に、接客のプロである階級が、お客様フロアに配置される。昔、ぼくが働いていた頃は「スター」という階級があったのだが、スターは廃止の方向にむかっているそうだ。

そう話すのは、ぼくに先程「おかえりなさい」と挨拶してくれた店員さんだった。(じゃなくて...「いらっしゃいませ」だったわ。)


その女性店員と、数分ほど立ち話をしていた。話の延長線上で、「モバイルオーダー」の話になった。

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店員「モバイルオーダー使われました?」


ぼく「めっちゃ便利ですよね!」


店員「そうですか。ありがとうございます!」


ぼく「実は、ぼくもマックで働いてたんです。」


店員「え!そうなんですね。」


店員「この新しいシステムが導入されて、コミュニケーションが減ってしまいました。」


ぼく「それは、少し寂しい気分ですね。コミュニケーションが減ってしまうと、働く方も楽しみが減りますよね。」


店員「時代の流れ...ですかね。こうやって、お客さん(=ぼく)と話す機会が出来て嬉しく想います!」


ぼく「ありがとうございます(...完璧な回答すぎる。)」


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昼下がりのマクドナルドにて、色々と考えさせられた。この先、時代の変化に伴って、益々コミュニケーションをとる機会は減っていく。











家から1歩もでなくても欲しいものが全て手に入る。食べ物も、家具も、生活用品も...。娯楽も、ネットの映画、SNS(YouTubeも)、小型ゲーム(Switch)...がある。ネットで全て完結することができる。


オンライン中心の生活になって、オフラインの価値は増していくだろう。一声「こんにちは。ご苦労さまです。」と、働く誰かに声をかけるだけで、ちょっとしたコミュニケーションを生み出せるのではないか?と思ってる。。。















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