税務実務気まぐれ日記 #7(専門書の保管)
※この記事は約1,000文字の日記のため目次は入れていません。
最近、本棚のスペースがなくなり、棚の上に平積みするようになってきた。
ビジネス書などは読んだらすぐにメルカリで売るのだが、それでも自宅が本で溢れかえってしまう。
今は自宅に200から250冊くらいあるだろうか。
上述から分かるとおり、私は紙で本を読む派だ。
電子書籍も試したりするが、紙のほうが読みやすく、記憶にも残りやすい気がしている。それに、紙だとメルカリで売れるから結局電子版より安く済むということもある。
ちなみに、この日記の読者は、おそらく税務や会計に興味がある方だと思うが、読み終えた本はどのように管理してるだろうか。
特に、改訂がなされ古くなった専門書などはどうしているか気になる。
専門書は、法律や基準の改正などですぐに古くなる。しかも改訂版もそれなりの頻度で出るため、改訂の前後で2冊とも置いとくとそれなりにスペースを取ってしまう。そのため断捨離の対象にしている人も多いのではないだろうか。
私は、会計士試験に合格してすぐに予備校のテキストは処分したし、専門書は改訂版が出ると古いものはメルカリやブックオフで売ったりしていた。
ただ、最近思うのは法律系の本は置いておいたほうがいいのではないかということである。
理由は、税理士法人で働いていると、ときどき担当している会社に税務調査が入る。
そして、その税務調査はだいたい過去3年から5年分の調査になる。
その際、調査官との議論は、過去の事業年度に適用されていた税法に基づいて行われる。
そのため、最新版の書籍だと税制改正により対象の論点が載ってないことがあるのである。
指摘を受けた論点に法律改正がない場合は特に問題にならないが、改正された論点が議論されると改訂前の専門書を取っておけばよかったと後悔する。
ちなみに、予備校のテキストは体系的にまとまっていて、専門書にはないわかりやすさがあったので、処分しなければよかったと思ったことは一度や二度ではない。
法律系の専門書についてはこのように考えるのだが、みなさんはいかがだろうか。
この種の管理は、本来であれば勤め先がやるはずで、個人が古い書籍を仕事のために残す必要はないと思ったりもするのだが。ただ、専門家としていつでも調べることができるという利点を考えると置いておいた方がいい気もしている。
そんな私は、今後は押入れにしまう形で保管しておこうと思っている。
では、今日はこの辺で。
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