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「線を自由奔放に描く理由」FDL Tips 12−5−1−2

「自由」とか「自由にのびのび」私はこの2つの言葉はアートの世界と学校で安易に使われていると思います。
正直、どこが自由ですか?と思います。
余りに制約だらけで、自由と言わされているだけで、自由ではないけれども大人の振る舞いとして自由と言わせるためのツールとして利用されているだけで、本来の機能をまったくしていない言葉だと思っています。

その思いと同時に「自由」「自由にのびのび」とは人類が必ず手に入れなければならないものだと考えています。
我々は余りに抑うつされて生かされている。
そういった意味での勝者になるためにはアートの役割は大きいと考えています。

絵の世界にはやらなければならない仕事が山積みです。それを残りの人生を賭して1つずつやっていこうと思い、書いて(描いて)います。これで少なくとも若い画家達に絵の中の多くの問題を伝えることができると考えています。

ここに書いていることは若い人達にバトンを渡すつもりで書いています。
なので、ここで(全てのTips)書いていることを読んだ人はこれを自分のものとして自由に使って頂いて構いません。

Tips12-5は今回の作品FDLののお話です。
前回までに、絵を描く瞬間に線を入れるにも闇雲にいれようとしては手がこわばる時のことをお話しました。また、今回の私の作品で線を描く気分は、犬がオシッコを撒き散らすような気分(ここから読み始めた人はごめんなさい汚いですね。)で線を描くともお話しています。それとこわばりを取ることについては「線を引く瞬間に反射的に手がこわばるブレーキの理由」FDL Tips 12−5−2に書いています。

線を描くとひとことで言っても、線を描く前に、気分だとか、覚悟だとか、色んなことを決めておかないと線を描くことはできません。
何となく描こうとしても慣れていなければ、それか慣れていても考え込み方次第で手がこわばります。
何となく描こうとして描ける時は暗黙知の了解がある時です。

手のこわばりは絵を描いているとよくあることです。
そしてこのこわばりで才能がないと考えてしまって絵を止める人は多いです。
このこわばりは完全に取り払うことができるので、私は皆さんのこわばりを解消したいと考えています。

こわばりについて詳しく書かれている文献は世の中にありません。
あるのは言葉で説明しやすい材料と道具の扱い方ばかり。

いわゆる概念(考え方や考え、作品のコンセプト)についての話はちらほらあっても、その前にある懸念(考えを実践して解決しようとしている問題)の大きさに制作が意識レベルでどのように作用するのか?といったことや、懸念(問題意識)がモチベーション(やる気の高い低い)にどのように作用し、懸念からくる心の動揺が手と目と頭の神経にどのように作用するといったことは、実際に筆を取るときには最も大きな問題であるにも関わらず、そのような物事を詳細に書こうとする人は世界中のどこを探してもいないし、当然ながら文献はありません。

絵は誰にでも描けるものです。そして社会に大きく貢献できるもの。特にこれからAIによって働き方が大きく変化する時代に入り、皆が絵でなくともこわばらずに創造したり、考えたり、考えたものを外に表現するには、絵の本当の力はとても大切です。そのため今回のこわばりを取る話は、皆さんがご自身で物事を考え、何らかの方法で言いたいことを表現する上で、こわばりがあるのであれば、それを取る為に是非読んで頂ければと思います。

ちなみに絵は社会に貢献できるものです。
でもその力はこわばりによって伏せられています。つまり、知らないうちに抑えられて、封じ込まれてしまっているものです。

絵の力はどこでも描けることです。砂の上でも描けますし、自分の体のポーズを使って表現すれば空気にも、水の上にも描けます。
世の中で何かを伝えなければならないなら街中で体を使って絵を描いてもいいのです。絵の具があれば家で絵に描き残してもいい。それを何となく封じ込まれている。
それがこわばりです。

皆さんにおかれましても、いざ、絵を描こう!としても手がこわばる経験をした方は多いと思います。それは才能がない!とかいったことではなく、ごく自然なこと。
それを我々アートの世界の人間の多くは絡んだ糸を丁寧にほぐすのではなく、強引に引きちぎるような感じで解決していると思います。
なので、普通の人たちや繊細に物事と関わろうとしている人たちには、気合いと根性的な強引な解決方法は通用しません。
これが絵が、アートがあまり世の中に浸透しない理由の1つでもあると思われます。
強引な場合、壁を超えるモチベーション、つまりやる気が高かった人ほど、何かに突き動かされて乗り越えている場合があります。
自分の中から湧き上がるもので超える場合もありますし、パワハラ、奴隷と言っていいような突き動かされ方もあります。
簡単にいってしまえばやる気でブチ当ればこわばりは打ち破れる。と言えます。実際そのように言う人は多いでしょう。それでも、こわばりのメカニズムは解いておくべきだと考えています。

今回の作品のコンセプトはそのこわばりの原因を紐解いて、皆さんを、色んな物事に対するこわばりから解くことにあります。そしてできれば皆さんの興味が絵に繋がればいいな〜と考えています。
なので私自身フルに気分を開放して、完全にこわばりを取り、リミッターを外し、バカになって、自分の家の子(犬ひなた7歳)に習って今回の作品は自由奔放に画面に向かいます。


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