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彼女には「O-SUSHI」と言わせる

先日彼女とお寿司を食べに行きました。




彼女は僕と付き合ってから“スシ”を”オスシ”と言ってくれるようになりました。


席に着くと”オハシ”、”オミズ”と言ってくれます。








いえ、正確には言わせています。



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僕が7年前にイタリアに来てから今まで一緒に出かけたり、付き合ったりしたイタリア人女性は比較的日本好きな方が多く、興味深さから日本語を勉強していたりしていたのでいくつかの単語を知っていたりしました。


ですが今お付き合いしている彼女の日本に対する知識などほぼ皆無です。


単語も全く知りません。


そして悲しいかな、今でもそこまで日本語を勉強する気は無いようです。



とはいうもののいつか一緒に日本へ行った際に少しでもいいので日本語を使って滞在期間を楽しんでほしいという思いから単語を少しずつ覚えていってもらっています。

そして単語を覚えてもらう際は基本的に文字前に「お」を付けて覚えてもらうようにしています。


と言いますのも


それだけで不思議とメチャクチャ流暢な日本語を話せるお上品なイタリア人女性に変身することができるからなのです!



「オミズ、ホシイデス。」



何の気なしに彼女が言うこんな言葉に僕はドキっとしてしまうんです。



これは日本語の頭が真っ白だから出来る事なんです。




ある程度日本語を勉強している方の場合、これらをスラっと言うことは一筋縄ではいかないのです。



なぜなら、どうして文字前に「お」を付けなければいけないの?
から始まるからです。



僕 : 「ものにリスペクトを込めて呼ぶために『お』をつけるんだよ。」

彼女 : 「オショウユ、トッテ」




僕の彼女はお上品に日本語を話せるんです。




でも、




「いただきます」が未だに言えないのです。




道はまだまだ続きます。



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