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雲仙に佇むヒッソリ天ぷら屋

今日の夜飯は雲仙のとある小さな天ぷら屋さんに行ってきた。
暗い夜道に佇むひっそりとしたお店。ドアを開けると店を営むお年寄りのご夫妻二人がこちらを見た。時刻は19時ごろ、他に客は居らず二人は少し迷惑そうな態度で我々を出迎える準備を始めた。あとで聞いた話では、最近は19時回って人がいないと店を閉めるのだそう。天ぷら屋の夜は早い。。

カウンター席に座りメニューを見ると美味しそうな品がたくさん。天丼、そば、うどんなどなど、どれがおすすめか聞くと大将は「うちは野菜にこだわってるからそんなものはない、どれも美味い」と、ぶっきらぼうに言ったw 
私と友人は同じ焼き鍋うどんを注文することにした。

準備をする大将を眺めているとどこから来たのかと尋ねられた。神奈川県ということを伝えると、なんと大将も昔近い地元に住んでいたことが判明。およそ40年前の事だ。昔の出来事だがやはり共通の話題があると話は進む。昔はこうだけど、今はこうなんだ。とか、次第に大将とのやりとりが盛んになった。

そんなこんなで料理が完成、焼き鍋うどん。めちゃくちゃ美味い。。
こだわった野菜の出汁がまた最高。そこに大将自家製の柚子胡椒を入れたらまた絶品。無論、カンマクした。美味しそうに食べる私を見て大将も気分が良くなったらしい。最後に「切り絵」をプレゼントしてくれた。帰り際には「またいつでも来てくれ」の一言と満面の笑みをもらった。良いクリスマスだ。

初めは迷惑そうにしていた大将、コミュニケーションを通して仲良くなり最後はサービスまでしてくれた。これが旅の醍醐味ではないだろうか。地元の人と仲良くなりその地域のお勧めなご飯や場所を教えてもらって仲良くなる。旅人はそういう思いもよらぬ出会いが好きでハマるんだろうなと感じた。

まだ雲仙旅行は続くので、明日からまた楽しんでいきたいと思う。

PS:メリクリ

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