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きょうだい児の私から。

仕事の話を中心に書いた自己紹介シリーズは
一度中断し、今回は少し違う話をします。

なぜかというと、
私がうつ病になる要素って、
もっと根っこの方にもあるんだよなぁ。
と思うからです。

仕事だけが原因ではないし、それを
ちゃんと見ていかないとこの病気は
治らないし、noteを書いていても
言葉足らずだな、と思ったのです。

※重い話になるかもしれません。
今ハッピーな人や、ハッピーになりたい人は
今すぐ他の記事を探すか、YouTubeで
可愛い猫ちゃん動画をご覧になることを
おすすめします。

タイトル通り、私はきょうだい児です。
きょうだい児とは障害のある子どもの
兄弟姉妹のことを言い、私もその1人です。
私には自閉症の弟がいます。
年齢は私の2つ下で、既に成人しています。
(3つ上の姉もいるので私は真ん中っ子です。)

弟は本当に可愛い。幼少期に撮られた写真は、弟を真ん中にして姉2人で取り合うような構図で写っているものばかりです。

でも、私はいつからか家族に対して
複雑な感情を抱くようになりました。

弟は可愛いけれど、手がかかります。
具体的な様子は書きませんが、いつも
危険と隣り合わせのような状態です。

家族は常に弟を中心に気を張って生活しなければなりません。そんな中私は、弟のことで手一杯な両親に迷惑をかけてはいけないと思い、努めて優等生であるように振る舞いました。

私のことで悩ませてはいけない。
私のことで時間を使わせてはいけない。
何も相談しない。何も失敗できない。
勉強を頑張っても、運動を頑張っても、
良い結果を出したときも、何か悩んだときも。

"もっと褒めてよ。"
"もっと私を見てよ。"
"もっと私の話を聞いてよ。"
自分から大人ぶっていたくせに、
不満を募らせていました。
何かができるようになればなるほど、
親の目は厳しくなって、期待が重くなって、
自分自身に課す"良い子への道"が険しくなりました。

仕事をしていた時も、自分がたくさん稼いで
親と弟に家を建ててあげたいと本気で思っていました。適応障害になり、うつ病になり、自分のために生きなきゃいけない場面に立つと、何も分からなくなりました。

私はまだ大人になれそうにありません。

すべてのきょうだい児の皆さんへ
障害をもつ兄弟姉妹は大事です。
でも1番大事なのはあなたがあなたらしく
生きることです。あなたの人生を最優先に
するべきです。あと、親は思ったよりも
あなたのことを愛しています。大丈夫。
自分を幸せにしてあげてください。
そのまま生きていいんだよ。

すべての障害児、きょうだい児の親御さんへ。
障害のあるなしに関わらず、その子はその子
として愛してあげてください。障害児の兄弟姉妹としての理想を抱くのではなく、ただ存在しているだけで嬉しいのだと言うことを伝えてあげてください。子どもは思ったよりいつまでも子どもです。


以上です。(笑)
さ、猫ちゃん動画見て寝よ。







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