70. 人はすぐには変わらない。けれど、人は変わる。
こんにちは。
人はどうやって変わっていくのだろうか。
「 人はすぐには変わらない。けれど、人は変わる。 」
私は、高校生のスポーツマンと3年間を共にしてきました。
その中で分かったことがあります。
半年、1年、2年、3年。
人が変わるのに必要な時間を断言することはできないですが、長い時間(短いのか?)をかけて少しずつ変化していきます。
成長を感じる時は、なんだかとても一瞬の出来事のように感じる。というよりかは、一瞬の出来事から人の成長を感じる。
その一瞬の出来事は、本人の小さな努力が生み出したもので、少しずつ少しずつ目に見えない程の変化を積み重ねていった結果だ。
「1年前と比較して本当に大きく成長したな」と高校生を見て思う。
その成長を本人達が感じる事ができるのは、恐らく「結果」からなのかなと思う。
小さな成長は、勇気でできていて、それはチャレンジになる。そのチャレンジの中で大きな成長が姿を見せてくる。
そう考えると、目に見えるものだけが全てじゃないなと思う。
自分が見ている「その人」の姿は、まだ勇気とチャレンジを繰り返している段階で、大きな成長として目に見える形までなっていないのかもしれない。
勘違いしやすいのは、勇気とチャレンジを繰り返している間は、止まって見えやすいということ。だから、その人の事をしっかりと観ることも大事だ。人と関わるときには「優しい目」を向けれる人になりたいと思う。
高校生が変われるのは「若いから」もあるのかもしれない。
歳を重ねる毎に頭は硬くなっていき、自分の経験や価値観で物事を進めようとする。特に「自分の経験」を信じきって、そこからしか物事を判断できなくなったときに「成長は止まる」と思う。
愚者は、自分の失敗からその原因を学び次に活かす。
賢者は、過去の他人の失敗から学び、同じ失敗をしないようにする。
私は、これまで愚者の考えでした。
この格言を見たときに、ハッとさせられました。
読書が好きで色々な本をたくさん読んでいるのに、この考え方では意味がないじゃないか!と。。。
きっと私は、本から学んでいるつもりで、本を読んでいる自分が好きだったのかもしれません。本が好きな自分は、賢い人間だと思っていたのかもしれません。かもじゃないですね、きっとそうです。
(書いていると恥ずかしさが込み上げてくるのでこれ以上は言いません)
少し話が逸れた気がしますが「人は変われる」。
自分の経験以外のところから学ぼうとする気持ちを忘れなければ大丈夫。
ゆっくり。
着実に。
行きましょう。
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