精神保健福祉手帳2級
長々とこの話題にお付き合いいただきありがとうございます。
なぜ長々と自分の病気について話をしてきたかというと、この話がしたかったからなのです。
不安障害でも手帳は諦めないで
よくある誤解
そのくらいこの制度わかりにくすぎます。
いわゆる不安障害、僕の場合全般性不安障害となるのですがこの病気はかつて神経症と言われ、その症状が軽視されてきた歴史も存在します。
が、自分が当事者になってみてわかる絶望感と、2度と元の自分には戻れないという事実に日々直面しなければならないのが事実として存在しています。
いわゆる神経症は、障害年金の支給の対象外とされています(ただし、状況による)が、障害者手帳の交付を妨げるような通知等は国から出ていません。
むしろ、気分障害についてもきっちりと症状に応じた等級の例示がされています。
主治医からも手帳は難しいと言われた
なんなら、最初の通院先では自立支援医療も必要性があるのかと言われ、申請すらさせてもらえませんでした。
今の通院先では、転院直後に自立支援医療はスムーズに診断書を作成していただき、通院に心配がなくなりました。
精神科、心療内科の通院経験がある方はなんとなくわかるかもしれませんが、3割負担だと医療機関で大体1500円、薬代で2000円から3000円(もちろん日数、処方による)かかる事はわりかし普通です。
それが、1割負担になるだけで1000円〜1500円で済むのです。心理的負担の軽減は計り知れません。
しかし、今の通院先でも症状に波がある事や一般就労ができていたという事実から障害者手帳取得へは前向きでは決してありませんでした。
転機
不思議なことに
これ自分でもまだよくわかっていないのですが、全般性不安障害(GAD)という状況にもかかわらず、僕の場合自分がストレスを受けた際に、まず体調の不調が先行して現れます。
その後、体調が悪いことに起因し気持ちがドンドン転がり落ちていくという感じです。
新しい仕事に2024年4月からチャレンジすることにして、3ヶ月目。
研修が終わり、無事に現場配属となって2週間。
身体がおかしいのです。
床を歩くとふわふわとした感覚に襲われます。
と同時に、めまい・慢性的な頭痛が自分の体から離れなくなります。
ああ、、、
いくら認知行動療法で自分を納得させていると思っても、自分の感情とは関係ないところで身体は悲鳴を上げていたんだなと・・・。
これでは
せっかく研修を終え、これから現場でバリバリ業務をこなしていくというタイミングなのに仕事を続けるのは難しいかもしれない・・・。
と思い、主治医に今のありのままの症状を伝え手帳を取得し、会社へ配慮してもらえないか交渉したいと伝え、診断書の作成を依頼しました。
待ち侘びた結果
役所からの通知は2級。
手帳が交付されたことに安堵しつつ、今後どう自分は生きていくのか、この病気とどう生きていくのか。
自分が無理してはいけない、無理するのは誰にとっても幸せにならないということを改めて再認識して、どうしていくのか日々考えています。
生きづらさを抱えているあなたへ
まず、生きているだけで偉い。息を吸っているだけで偉い。と自分のことを褒めるところから始めましょう。
そして、自分が置かれている現実、状況を冷静に客観的に受け止め、どう生きていくのか。それだけを考えていけばいいのです。
命を失うというのは簡単なことだと思います。生きることを考えることと比べれば。
ただ、それでも生きなければいけないのです。
そのために、障害者手帳が必要なら主治医に必要性を訴えましょう。
自分でも思っていなかった結果が来ることに驚くかもしれませんが、それだけ自分が無理をして頑張ってきたことの証でもあります。
冷静に、まずは自分のことを褒め、生きるためにどうすればいいのかだけを考えましょう。
その上で光が見えてこないときは、誰かに助けを求めましょう。
絶対にあなたの味方はどこかにいるはずです。