数値化しよう(8月のひとこと)
キャリアコンサルタントである私から、毎月ひとつずつ、仕事に関する記事をお届けしています。
第5回は「数値化しよう」。
みなさん、ご自身の仕事について、数字を交えて人に説明することはできますか?
営業をやっている方などは、数字にしやすいと思います。常に意識しているでしょうから。
「私は事務職だから、数字になんかできない」と思う方も多いでしょう。
それでも、数値化できる部分が必ずあるはずです。
例えば、1日に何件電話を取っている、とか、
1か月に何社分の伝票を処理している、とか。
できるところをなるべく数値化しておくと、いいことがあります。それは
・相手に自分の仕事を説明するとき、説得力が増す
・自分のやっていることに自信がつく
・結果的に、転職するときにも有利
ということです。
全力で仕事に取り組んでいる人ほど、「忙しくて」自分の仕事を振り返る暇がないと思います。そして、その姿勢や成果は、周りの人にはおそらく確実に伝わっています。
ところが、普段の様子を見たことのない人はどうでしょう?
しばらく合っていなかった知り合いに、「最近どう?」と聞かれて
「今、取引先が50社くらいあって、忙しい」と答える人と、
「とにかく忙しくて」と答える人とでは、
どちらがあなたの普段の仕事の様子が伝わるでしょうか?
後者だと、「本当に忙しいのか?要領がわるいだけじゃないのか?」
と思われてしまうかもしれません。
数字は嘘をつきません。そして、客観的にあなたという人を伝えるツールになってくれます。
忙しいとは思いますが、自分のした仕事を数値化する習慣をつけてみるのはどうでしょう。
数字にしやすいところだけでかまいません。
ついでにそれを表にしておくと、月ごとの推移がわかって、思わぬところで役に立ったりするのです。
仕事が忙しくて転職どころではない人も、転職したくてたまらない人も、今の仕事が楽しくて仕方がない人も、自分の仕事を数字に置き換えるという作業を、ぜひ一度してみてほしいと思います。
きっと新たな発見があるはずです。
見出し画像はみんなのフォトギャラリーよりお借りしています。
ごるちきさん、いつもありがとうございます。
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