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D.グレーバー、D.ウェングロウ著、酒井隆史訳『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』反響まとめ(追記あり)
2023年9月の刊行以降、話題沸騰の『万物の黎明』(原題:The Dawn of Everything)。税込み5500円(708頁2段組)という高価格にもかかわらず、23年12月28日現在、4刷13000部まで来ています。『ブルシット・ジョブ』が話題になったD.グレーバーさんの遺作ということもありますが、その内容のすごさが刊行前から広まっていたことが大きいのでしょう。
本記事では、この年始・年末に『万物の黎明』にチャレンジしてみようという方のために、書評を中心に刊行後の反響を集めてみました。読書の参考になれば幸いです(抜けがあると思いますので、随時更新していきます)。
以下はオビのコピーです。
『負債論』『ブルシット・ジョブ』のグレーバーの遺作、ついに邦訳。
「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー。
考古学、人類学の画期的な研究成果に基づく新・真・世界史!
私たちの祖先は、自由で平等な無邪気な存在(byルソー)か、凶暴で戦争好きな存在(byホッブズ)として扱われてきた。そして文明とは、本来の自由を犠牲にする(byルソー)か、あるいは人間の卑しい本能を手なずける(byホッブズ)ことによってのみ達成されると教えられてきた。実はこのような言説は、18世紀、アメリカ大陸の先住民の観察者や知識人たちによる、ヨーロッパ社会への強力な批判に対するバックラッシュとして初めて登場したものなのである。
人類の歴史は、これまで語られてきたものと異なり、遊び心と希望に満ちた可能性に溢れていた。
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紀伊國屋じんぶん大賞2024 5位に入賞しました
新聞・雑誌等マスメディアの書評・紹介
毎日新聞 評者は成田悠輔さん
毎日新聞 評者は松原隆一郎さん
朝日新聞 評者は前田健太郎さん
東京新聞 評者は栗原康さん
日本経済新聞
毎日新聞 2023年「この3冊」 評者は松原隆一郎さん
西日本新聞 評者は森元斎さん
北海道新聞 評者は大澤真幸さん
図書新聞
3620号の2023年下半期読書アンケートでは、ブレイディみかこさん、清水知子さん、森元斎さん、新城郁夫さんの4名が『万物の黎明』を挙げてくださいました
週刊東洋経済 評者は柿沼陽平さん
中央公論 評者は重田園江さん
AERA 評者はブレイディみかこさん
週刊エコノミスト 評者はブレイディみかこさん
週刊文春
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文藝春秋電子版 評者は角幡唯介さん
週刊新潮 評者は角幡唯介さん
書標(ほんのしるべ。丸善ジュンク堂PR誌) 評者は福嶋聡さん
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日本海新聞 共同通信配信のイベント(11.2@丸善ジュンク堂梅田店)レポート
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公明新聞 評者は篠田謙一さん
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ブログ・SNS等(たくさんあるのですが、ごくごく一部を)
佐々木俊尚さん
今月出る人類学社グレーバーの遺作があまりにも衝撃的な内容だった。/世界観がひっくり返る「万物の黎明」は今世紀最高の超スゴイ本 | 佐々木俊尚「毎朝の思考」/ Voicy - 音声プラットフォーム https://t.co/ONwYTRM8Kn pic.twitter.com/gYJGthukvz
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) September 1, 2023
冬木糸一さん
小川さやかさん
昨日、酒井隆史さんと大学で対談をしました。知的刺激に溢れた時間でした。『万物の黎明』めっちゃ面白かった。にしてもグレーバーとウェングロウ、分野も年も違う者が共鳴し、ワクワクしながら壮大な構想を議論し、夢中で協働。憧れるなあ。 https://t.co/uMvQiVoP5o
— 小川さやか (@machingirl2011) November 30, 2023
イベント等
2023年12月17日(日)、比較考古学会主催『万物の黎明―人類史を根底からくつがえす』を読む―自由とプレイ(遊戯)の人類史・文明史の構築に向けて」シンポジウム開催!
2023年12月16日(土)、『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』(光文社)刊行記念 酒井隆史氏×森元斎氏ライブトーク@誠品生活日本橋 動画でご覧いただけます!
2023年11月2日@丸善ジュンク堂梅田店 毎日新聞夕刊の記事になりました
気流舎2023年12月18日
下北沢、気流舎にて森元斎氏によるD・グレーバー「万物の黎明」講座。この本が「西洋哲学で自明だった諸前提を揺さぶられる体験」であり、「人間にとって平等はある種の結果として経験されるが、そのためにはまず自由であること」を教えてくれたと語る。冬の夜、小さくも暖かい空間に集まる良さ。 pic.twitter.com/nsk52dwCzy
— Kenichiro EGAMI (@urban_potlatch) December 19, 2023