私たち自営夫婦が子供を持ちたいと思ったときに、真っ先に不安視した2つのこと
子どもを産み育てることが昔よりも大変な時代です。
「自営業はそのへんもいろいろ融通が効くんでしょ?」なんて思われがちですが、とんでもない。
私たち飲食店経営をしている夫婦もまた、子どもがほしいと思ったときに真っ先に不安視したことが、大きく分けて2つありました。
どういう風に対処したかも含めて書いてみたいと思います。
人手がなければ店も開けられない
もうかれこれ5〜6年前の話になります。
私が初めて子どもがほしいと思ったときにまずいちばんに心配したのは「自分」という働き手が店からひとり抜けることでした。
少なくとも産後3ヶ月は仕事に復帰できないだろうと見込んでいましたし、保育園に入れて働くにしても、さすがに夜まで預けて働くことはできないし、したくありません。
夫の両親はすでに他界しており、私は両親とはもう何年も前から音信不通状態。
お互いにきょうだいがいるものの、遠方だったり自分の仕事で忙しかったり、そのうえ皆、子育ては未経験。
身近なところに子育てや仕事を手伝ってくれる人がいないのです。
これの何がまずいって、スタッフが欠勤すると店が開けられなくなってしまう可能性があることです。
うちの店は常時3人体制が基本ですが、欠勤が出ればなんとか2人でもやれる環境です。
これまではアルバイトスタッフに欠勤が出た場合は、私と夫の2人で店を回していました。
しかし私が産休で店に出られないとなると、夫以外の2人はスタッフで賄うことになる。
しかし当日欠勤なんて当たり前の彼ら。
無断で離職、いわゆる「飛ぶ」ということだってあります。
なのでたとえば、その日のシフトに入っているスタッフ2人がたまたま両方とも欠勤し、代わりが見つからなければ、さいあく臨時休業にしなければなりません。
近ごろは「たくさん働きたいです!」っていう人が少ないので、常時2人のスタッフを置くだけでも8人〜10人超の採用が必要です。
果たしてその人数を採用するのにいくら掛かるのか。予定通り採用できたとして、夫ひとりでマネジメントできるのか。
はっきり言ってめちゃくちゃ不安定。想像しただけで頭が痛かったです。
→離職率を下げる方向に舵を切った
この悩ましい問題をどうしたか。
私は、たぶんしばらくのあいだこの人手不足は解消しないだろうなと思っていました。
うちだけの問題なら考えますが、業界全体の話なのでどうこう言っても仕方ありません。
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