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モテるおじさんと結婚するおじさんが微妙にちがう

ここ最近、モテるおじさんの条件が書かれた記事をいくつか立て続けに読む機会があった。

読むと、太っているなら痩せろ、清潔であれ、おしゃれに気を使え、気前良く振る舞え、若い時の話をするな、などなどで、たしかにそれら羅列された条件をクリアすれば男女問わず好かれるだろうことは簡単に想像できた。


ただ、私が365日いっしょに過ごしている齢52の旦那もそうだし、知り合いでひとまわり以上若い女性と結婚したおじさんたちを思い返してみても、今ひとつしっくりこない。

たとえば今パッと思い浮かぶ、ひと回り以上若い女子と一緒になった何人かのおじさんはみな揃ってメタボ腹をしているし、服を買うといったらユニクロで、むかし話は大好物。

あるいはうちの旦那でいうと、お恥ずかしい話、私が指摘するまで鼻毛の処理をしないことが結婚前から多かったし、六本木に食事に行くというのに好きな野球チームのマスコットキャラがプリントされたTシャツを着て出かけようとするし、親父ギャグも大好きだ。

彼らは総じて「モテの条件」からややズレているように思えて仕方ない。


というか「モテるおじさん」と聞くと私なんかはつい「若い女性から好かれること」をイメージしてしまうのだけど、私が読んだ記事にはいずれも「どんな人から」という対象は書かれていなかった。

もしかするとおじさんと同世代のマダムからモテることを指しているのかもしれないし、同性から好かれることも含むのかもしれない。

モテの「程度」だって、単に周囲からカッコいい、おしゃれですねと言われるのと、お茶に誘って断られないのと、ホテルに誘って断られないのでは大きな落差がある。


先の記事がどんな人からどの程度モテることを想定して書いているのかはわからないけど、40を過ぎて20代と結婚する男性を非モテだとはなかなか言えないと思う。

にも関わらず、モテの条件にはいまいち当てはまらないことが多いのは、いわゆる「モテるおじさん」と、若い女性と年の差婚をするおじさんとでは、根本的にタイプが異なるからなんだろう。


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