見出し画像

小満:万物の生気満つる頃に味わう、 豆と出汁の饗宴

春から夏にかけて豆のおいしい時季。
料理は、なんといっても「煮浸し」が一番。
昆布とカツオ節の出汁でシンプルに。

豆の甘さ×出汁の味わいが、もうなんともいえません。
一口、二口と食べ進むにつれ、
じわじわと美味しさが増してくるかんじ。

豆の皮をむいたり、筋をとったり、ひと手間が面倒だけど、
この美味しさが好きで、つい作ってしまいます。

日高、真昆布、羅臼、利尻。
合わせる昆布はいろいろありますが、
煮浸しには利尻昆布を使うのが私の定番。


切り落とし・お徳用利尻昆布

なんというか、奥深~い旨みを感じます。
切り落としのお徳用ですが、「端っこでも利尻は利尻」。
充分、個性を発揮してくれます。
煮浸しのさらなるおいしい食べ方。
器の中が残り少なくなったら、そこへご飯を入れて
オリーブ油・ブラックペッパーで即席リゾット。
(チーズをふりかければ、なお良し)

豆の味と一体になった出汁に、ご飯を浸して食す。
「うーん。米の国の人でよかった」
スプーンを口に運び、遠い眼差しに。
煮浸しを食べている途中で思いついて試してみたので、
写真は撮ってないんですけど・・・。

グリーンピース、キヌサヤ、スナップエンドウ、そら豆。
名残りに入り、ぼちぼち終わりかな。
そろそろ入れ替わりにインゲン、枝豆を楽しめる季節へ。

朝露光る雑草・・・の庭!

季節は、二十四節気の小満。(5/20~6/4)
「万物盈満すれば草木枝葉繁る」(暦便覧)
あらゆる生物の生気が満ちあふれる時季。
たしかに、雑草の成長も勢いを増し、
あっという間に庭を覆い尽くしています・・・。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?