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解体DIY〜お金編〜

前回は、解体に必要な道具や服装についてまとめました。

今回は、お金編

かかる費用として、主に以下の項目があります。

1)産業廃棄物の処分費
2)解体に使う道具や備品代
3)プロにお願いする場合の作業費

1)産業廃棄物処分費

粗大ゴミを捨てるのにお金がかかるように、建築現場で発生するゴミ処分にも当然お金がかかります。特に、建築で使用されている建材、木材はもちろんのこと、石膏ボードや床材、扉、金物などありとあらゆるもの、は一般ごみとは区別され、きちんと処分する必要があります。

ぶっちゃけDIYでやる程度の解体であれば、自治体の一般ごみとして、ゴミ袋に詰めてコツコツ捨てる方法もありますが、超絶面倒だし、一般ごみも自治体によっては捨てるのに費用がかかるので、まとまって捨てる場合は、やはり産業廃棄物処分業者に頼むのが妥当です。

ただ、いわゆる産業廃棄物処分業者さんは、基本的に業者でない一般人とは取引してくれません。私たちは、知り合いの大工さん経由で、処分業者に頼みました。ネットで検索すると、一般人向けの処分業者もあるようですが、素性がわからなかったり、金額として妥当かもわからないので、プロ経由で処分業者を手配することをオススメします。

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■今回の解体でかかった産業廃棄物処分費用

トラックの大きさとトラックを呼んだ回数にて算出しました。

>4t車:1回につき約15万円前後

>呼んだ回数:4回

合計で、50万円強なり。

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2)前述した解体に使う道具や備品代

基本的な道具は持っていたので、今回新たに購入したのは、ガラ袋や軍手などの消耗品がメイン。大きめのものとしては、大きい脚立、作業の途中で、レシプロソー(前回の記事、道具編を参照)などを購入。

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細かく覚えていないけれど、おおよそ7〜8万円程度。

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3)プロにお願いした費用

以前の記事でも書きましたが、DIYする場合のポイントとして、自分たちで行う作業と割り切ってプロにお願いする作業の判断は大事です。

その判断材料として、

・どのくらい作業時間をかけられるか

・専門的な道具が必要な作業か

・作業の危険度

・プロでないとできない作業

上記がポイントだと思います。

DIYだけに永遠時間をかけられる恵まれた環境であれば、コツコツと自分で全ての作業することも不可能ではないと思います。極論、時間をかけてやれば、何でもできるw

専門的な道具の有無も時間に関わってきます。ひとつの道具があるだけで作業時間が大きく変わる。人間が発明してきた道具というのは本当に偉大であります。

つまり、費やす時間と出来上がった時の仕上がりが問題です。プロに比べるとDIYは圧倒的に時間がかかるので、その時間をかけるなら、自分の本業で稼いだ方が費用対効果が良いという場合も多々あるのです。

「節約したい=DIY」という安易な発想はご注意をw

また建築作業には危険が付きものです。無理は禁物。

危険度が高そうな作業、危険度が高そうな場所の作業などの場合は、潔くプロにお願いしましょう。

また、電気工事に関する作業は、電気工事士の資格者でないとできないことになっています。解体作業も同様。それは、危険度の話にもつながりますが、配線工事などきちんとした対策をしないと危ないということも理由の一つです。

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■今回プロにお願いした作業とその金額

・大工工事:約50万円

サンルーム解体、階段解体、ユニットバス、キッチン、トイレなど

・電気工事:約8万円

照明器具、スイッチコンセントなどの配線、エアコン撤去など

*他にお願いした付随工事もあったため参考程度まで。

*それぞれ別途廃棄物処分費

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え〜解体ってそんなにお金かかるの〜(涙)って思いませんか?

私たちも痛感しました。。

今回、4階建ての建物をほぼスケルトンになるまで全て解体したため、上記のようなバカにならない金額になっていますが、参考までに、金額感を少しでも感じてもらえれば。

結構、お金かかるんです、解体。

そのかわり、普段感じられない爽快感は感じられること間違いなしw

思いっきり叩いて壊して、汚れて、掃除にして、汗かいて、きちんと身体が疲れを感じる。

頭の中が余計なことを追いやって、作業に集中し、「無」になる感覚。貴重な感覚。

あとは、このビルを購入したひとつの理由でもあった、

「自分ごとにすること」

を改めて自覚する必要な時間だったと思います。(今思うとねw)

長かった解体編もこれでおしまい。


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