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不自由と楽園は隣り合わせ


うちの夫は生まれつき難聴なので日常生活においてものすごく聞き間違いが多い。

人間の器がそもそもおちょこサイズの私は、自分の滑舌の悪さは棚に上げて結婚当初いちいちイライラしていたのだが、ある時から奇想天外でもはや芸術的なその聞き間違いがだんだん面白くなってきてむしろ「今度はどんなトンチンカンかましてくれるんだろうか」的な日常のちょっとした楽しみとなった。

例えば、今日も。首都高を運転しながら。

夫「カーナビで今なんて言った?俺、いつも“ひつまぶしジャンクション”って聞こえるんだけど」っと。

嫁「え?ひつまぶしジャンクション?ひつまぶしってあの鰻を刻んだアレ?」

で、調べてみたら

「一橋ジャンクション」

いちのはしジャンクション

ひつまぶしジャンクション

「し」しか合っとらんやないかい!

爆!

で、夫、間髪入れずに

「あ、俺、ライム(韻を)踏んでるんだ、ラップ得意ってことだ。」っと。

ポジティブかよ。

不自由を楽園に変える天才かよ。

一生隣で崇めさせてもらうわ。

で、なんかツボってしまって1分位爆笑した私は、今後何か悲しいことが起きた時に今日の夫の聞き間違いを思い出そうと、思う。

それでは皆様、素敵な日曜を♪

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