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【みんなへ】八方美人は疲弊する、わかってくれる人は少なからずおるやん

【エピソードⅢ インフェルノ】

前回の記事の続きです!

退職前の無礼講を履き違えた!
九面楚歌の状況に追い込まれ、
おじさんたちからフルボッコに
された青年は、涙を貯め嗚咽を
吐きながら情けなく逃げ帰る…
そして、「文化資本」に気付き…



<「叱ってもらえてよかったやん。いつか感謝する時が来る」>


私がいることで雰囲気が悪くなると察し、22時半ごろ、途中退席しました。

「みなさん、お世話になりましたと震える声で頭を下げました」

声援も罵声も入り混じっていたように思いますが、この時の私の頭の中は、上の空でした。



神戸の元町から北、お洒落なイルミネーション通りを、ひっくひっくと、頬に涙をためた26歳は、脱兎のごとく走っていました。

情けないったりゃありゃしません。

目の前に見えたラブホテルに、美男美女カップルが入っていきます。

私は恋人もおらず、いえ、20歳以降、彼女がいた期間なんて、足し合わせても半年足らずです。

俺はいったい何をしてるんだ。
屈辱を感じながら、帰路につきました。

阪神元町駅では、間違えて、反対方向の電車に乗ってしまいます。

何をやってもうまくいかない、そんなこともあるものです。


<理解されなくていい、少数でも理解者がいるのだ>

あの時、私は周囲からの罵声を受けて、26年の人生が否定された気持ちになりましたが、別に構わないんです。

そこで否定されようが、私の人生にたいした影響はありません。


私の考えは、ストレングスファインダー上の「未来志向」です。

だから、理解されなくて、馬鹿にされて当然なんです。

それが、確信に変わりました。
私はnoteでも、世間の常識とは外れた提言をしています。

日本円は危ないから、米ドルを持とう。こんな意見、現実世界ではフルボッコにされます。


ガリレオだってそうでしょう。

地動説を唱えて、裁判で負けたんです。

この世の中は、正しいことや未来のことを話しても、理不尽にボコボコにされることがあるのです。

「笑いたきゃ笑えばいい」ヘキサゴンファミリーの羞恥心を思い出しました。



<分かり合えない人とは分かり合えない>


これは、開き直りかもしれませんが…

私は今回の件で、吹っ切ることができました。

もう綺麗ごとはやめよう、と。

それと、言いたいこと言えと、言われて正直にその通りにするのはやめよう、と。

信じるべき人と、信じない人を見極めようと。

理解してくれなさそうな人とは無理に付き合わなくていいんです。

だから転職したのです。


友人のボブは、私にこう言いました。

「嫌なことや厳しい環境にあえて突っ込むのは大切なことや
それを行ったわけやからこれは価値高いぞ」


「おいしい給食」というドラマが大好きです。

この世界はきっと
理不尽だらけで
大人たちの決めたルール
しがらみばかりで
それでも君は君の道
胸をはって 走り続けて欲しい


彼の言う通りです。
私は今回の件で、多くのことを学びました。


<口は災いの元>

これは古今東西の不変の理です。


私は悪かった部分もありますが、自分を必要以上に責める必要はないかもしれません。

嘲った方々も悪気があるわけではなく、冗談のつもりかもしれません。

では、なぜこのようなことになってしまったのか。

それは、文化資本です。


<「文化資本」の違いがこの世界のトラブルの元凶>

文化資本とは、フランスの社会学者ピエール・ブルデューによって提唱された概念であり、金銭などの経済的資本以外の、学歴や文化的素養などの個人的資本を指します。
文化資本は、もともとは子どもの出身階層の違いによって、学校での成功になぜ違いが生まれるのかを説明するために仮説的に提示されたものでした。

こちらの記事が最もわかりやすい説明でした。



ハビトゥスにも差が生まれます。
ハビトゥス:態度,外観,装い,様子,性質,習慣等を意味するラテン語。


こちらの記事も鋭利に今の社会の現状を切り取っています。


「努力しないで、はじめから勝っている人が『総取り』する」というのが文化資本主義社会の原理である。しかし、日本は確実にそうなりつつある。
(『街場の現代思想』文春文庫)


私は、その日、「偏差値だけのクズ」というニュアンスで揶揄されたわけです。

しかし、公務員試験に受かるために勉強したからこそ、

ブルデューの社会資本を思い出したのです。

大学生の時に勉強していたときは、

ブルデューって、変な名前やな、とりあえず丸暗記や。

としか考えていませんでした。

しかし今回の一件を経て、私は文化資本が何たるかを身をもって学び、この世界のトラブルの元凶になっていると気付いたのです。


<学校のいじめも、職場トラブルも、文化資本の違い?>

教師の子は教師
政治家の子は政治家
現場仕事の子は現場仕事

この法則、聞いたことがありませんか?

これらも文化資本が関連しています。


私は、身をもって体感しました。

前職も現職も、そして、次の職場でも同じことを感じるでしょう。


最後まで読んでいただいて誠にありがとうございました。

4部作の第3回は終了です。

明日の投稿では、文化資本の違いについてさらに考察し、noteと文化資本の関係も考えてみます。

今回の件から得た教訓を皆様にシェアできれば光栄です。

最後まで、ありがとうございました。


生きていると嫌なこともありますが、分析して次に活かしたいですね!

今の職場の経験のおかげで、この小説を書くことができました。

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国家公務員⇒経営者団体⇒民間企業で営業 人生は喜劇を合言葉にブログ毎日投稿 全ての経験をコメディ・ノウハウに昇華! 【野望・展望】 ワクワク・笑顔・本質の捉え方を届ける! 創作=エンタメ映画製作 お仕事改革=教育システム構築 サポートのお金は皆様を笑顔にする事業の資金にします!