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そばめし

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”長田区の一番のごちそう“を、長田に暮らしている、あるいは関わりのある人たちに数珠つなぎにご紹介いただく、長田区地域協働課発のSNS連載企画です。「一番のごちそう」を取材して記事…
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2023年11月の記事一覧

〈そばめし〉第10回 母の味から、丸五の味へ

〈そばめし〉第10回 母の味から、丸五の味へ

夕方になると編んだ買い物かごを下げたお客さんが訪れていた昭和の時代(昭和51年7月14日)から、菅商店をご夫婦で経営されている菅共代さんにお話をお伺いしました。丸五市場の一角にある、ウナギやお惣菜を扱うお店です。取材の合間にも、常連さんがいつもの味を求めて訪れます。「どれにする?○○さんが好きなのまだあるよー」。お店を訪ねると気さくに声をかけてくれる、昔ながらの市場の雰囲気が残るお店です。

菅さ

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〈そばめし〉第9回 幸せの黄色いスパイス

〈そばめし〉第9回 幸せの黄色いスパイス

青と白のペンキ塗りの壁に開店1周年を祝うお花が彩を添えています。今回の「そばめし」でお話を伺ったのは、長田神社前商店街にある「Miracle-Cafe」の矢内まどかさん。舞子から北野まで物件を「探しまくって」、居住区の長田で希望通りのガラス張りの広い入り口のお店に出逢いました。

赤ちゃん、サラリーマン、おばあちゃん、ミュージシャン、近所のお店のオーナーさんなど、多種多様な方が毎日ご来店。見知らぬ

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〈そばめし〉第8回 生粋の長田っ子は「そばめし、アップル、銭湯、そして貝汁」

〈そばめし〉第8回 生粋の長田っ子は「そばめし、アップル、銭湯、そして貝汁」

「銭湯いって、お好み焼き屋いって、アップルとラムネ。僕らの世代の子ども時代は、みんなそんなんですよ、このへんに住んでる人は、きっと」。一番のごちそうを聞くと、弾む声で少年時代の思い出を語ってくれた桑原弘至さん。今回伺ったJR鷹取駅の南、海運町にある「桑原鶏卵」は、卸売りを担当する弘至さんと、小売を担当する妻の理恵さんのお二人で経営されています。4代目の弘至さんが小学生の頃、丸五市場から今の場所に移

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