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創作

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#掌編

(創作)自動走行

 毎夕かかさずに行っているランニングを終えたあと、思わず倒れた。少し暗い室内のフローリングが頬に当たり、冷たかった。理由は分からないが、心臓がひどく痛い。再び立ち上がることができない。左胸の奥とその周辺が、まるで勢いよく外側に裏返ろうとするかのようだった。不思議と、頭だけは冴えている。
 倒れたまま仰向けになり、肩甲骨を床に擦り合わせる。右手は初めだけ胸をさすっていたが、しだいに厚い扉を開こうとす

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