見出し画像

効率厨の私が、私の未来を阻んでくる

今日は、いつものお役立ち(?)話ではなく、つらつら、自分のことを書くモードです。

***
私の生きる力は「怒り」だ。ガソリンのように怒りを燃やし、生きている。

あまり幸せな生き方ではないと思うんだけど、毒親育ち、物心ついたときから中3までいじめられっ子だったのと、あなたに迷惑を掛けていないのでそこはご容赦いただきたい。

家庭&学校の環境から、いつしか私は「効率厨」になっていった。

※効率厨がわからない人はググってください。

最低限の力で、ゴールを目指す。

夢や希望を持っていた時もあるけど、「就職【超】氷河期(1999年卒)」は、幼い頃に描いていた夢はすべて打ち砕かれ、社会に頼らず生きていくことが、自分のミッションになった。

効率的に面接をこなし、効率的に知らない仕事もやってのける。

派遣や契約社員は2年毎に切られ、その度に正社員になれなかった怒りをぶちまけ面接に挑む。

20代半ば、5つくらい下の子たちが、新卒の「売り手市場」ともてはやされた頃、ただの職歴が多いフリーターになっていた。

そこでじわじわ怒り&効率厨のメリットが出てくる。

26歳で新卒から数えて10社目(アルバイトを含めると30社くらい)の会社をリストラされた私は、当時持っていた民間の資格ひとつで独立。

独立したことで、誰にも気兼ねなく、自分が思う
「こうすればいいのに(怒り)」
「こうすればいいのに(効率)」
の意見を自由に言えるようになり、いつのまにかコンサルタントと呼ばれるようになり。

ただの性格の悪い人から、「わが社に足りないところを指摘、改善の仕方まで教えてくれる人」という、社会的なポジションを得た。

そんな中、結婚して他人と住むようになり、子供を2人もうけ、義父と同居したり、別居したり、会社が倒産しそうになったりと、世の中思い通りにならない、ということもあら方経験させてもらった10年。

そろそろ、次のステップを踏み出してもいいかな、と思った今、私を阻むのが「効率厨」の私。

新しいことや、以前やっていたことをブラッシュアップさせようとすると、私の中の私がささやく。

「え?そんなのもう、誰かがやってない?」
「やるなら、ゼロから立ち上げるより、すでにやってる人の中に入って活動すればいいやん」
「それ、自分がする必要あるの?」

お、恐ろしい。

最初に起業した時は、こんな声、聞こえもしなかった。

自分が商工会の起業系のセミナーの講師で、何年か続けて呼ばれていた時、
「●●したいなあ」
と言いながら、行動に移さない人って、なんなんやろな、って思ってたけど、もしかしたら、こういう声が聞こえていたのかもしれない。

先々の未来がわかってしまう、察するのが得意な人や、特に賢い人なら尚更だよね。

きっとオセロの先々の手が見えるように、

「私がやっても所詮***なんだろうな」

で止まって、日常に戻ってしまうんだろう。

うん、でも未来はわからないし、自分で作れるものだからな。

私も26歳で、卒業後10社目くらいの勤務先をリストラされた時、ボロい4万5000円の家で、猫一匹抱えて、ほんとどうしようって思ったよ。

でもあれから17年、まあまあ、面白い展開になって、あのときの絶望して、見えなかった未来をなんとか切り開いてきたからな。

効率厨の私が騒ぎ出したら、「怒りの私」でぶん殴ってやろう。

「うるせーよ、効率厨め。私は私の人生を作るんだ。その過程が非効率でもそれが私の人生なんだから」

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,851件

小売店のブランディングから一歩踏み込んだ、理念や想いを形にするお手伝いをするコンサルティングをしています。店舗ディスプレイ、POP、ラッピング、ライティングで見せる発信のコツをお伝えしています。