効率厨の私が、私の未来を阻んでくる
今日は、いつものお役立ち(?)話ではなく、つらつら、自分のことを書くモードです。
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私の生きる力は「怒り」だ。ガソリンのように怒りを燃やし、生きている。
あまり幸せな生き方ではないと思うんだけど、毒親育ち、物心ついたときから中3までいじめられっ子だったのと、あなたに迷惑を掛けていないのでそこはご容赦いただきたい。
家庭&学校の環境から、いつしか私は「効率厨」になっていった。
※効率厨がわからない人はググってください。
最低限の力で、ゴールを目指す。
夢や希望を持っていた時もあるけど、「就職【超】氷河期(1999年卒)」は、幼い頃に描いていた夢はすべて打ち砕かれ、社会に頼らず生きていくことが、自分のミッションになった。
効率的に面接をこなし、効率的に知らない仕事もやってのける。
派遣や契約社員は2年毎に切られ、その度に正社員になれなかった怒りをぶちまけ面接に挑む。
20代半ば、5つくらい下の子たちが、新卒の「売り手市場」ともてはやされた頃、ただの職歴が多いフリーターになっていた。
そこでじわじわ怒り&効率厨のメリットが出てくる。
26歳で新卒から数えて10社目(アルバイトを含めると30社くらい)の会社をリストラされた私は、当時持っていた民間の資格ひとつで独立。
独立したことで、誰にも気兼ねなく、自分が思う
「こうすればいいのに(怒り)」
「こうすればいいのに(効率)」
の意見を自由に言えるようになり、いつのまにかコンサルタントと呼ばれるようになり。
ただの性格の悪い人から、「わが社に足りないところを指摘、改善の仕方まで教えてくれる人」という、社会的なポジションを得た。
そんな中、結婚して他人と住むようになり、子供を2人もうけ、義父と同居したり、別居したり、会社が倒産しそうになったりと、世の中思い通りにならない、ということもあら方経験させてもらった10年。
そろそろ、次のステップを踏み出してもいいかな、と思った今、私を阻むのが「効率厨」の私。
新しいことや、以前やっていたことをブラッシュアップさせようとすると、私の中の私がささやく。
「え?そんなのもう、誰かがやってない?」
「やるなら、ゼロから立ち上げるより、すでにやってる人の中に入って活動すればいいやん」
「それ、自分がする必要あるの?」
お、恐ろしい。
最初に起業した時は、こんな声、聞こえもしなかった。
自分が商工会の起業系のセミナーの講師で、何年か続けて呼ばれていた時、
「●●したいなあ」
と言いながら、行動に移さない人って、なんなんやろな、って思ってたけど、もしかしたら、こういう声が聞こえていたのかもしれない。
先々の未来がわかってしまう、察するのが得意な人や、特に賢い人なら尚更だよね。
きっとオセロの先々の手が見えるように、
「私がやっても所詮***なんだろうな」
で止まって、日常に戻ってしまうんだろう。
うん、でも未来はわからないし、自分で作れるものだからな。
私も26歳で、卒業後10社目くらいの勤務先をリストラされた時、ボロい4万5000円の家で、猫一匹抱えて、ほんとどうしようって思ったよ。
でもあれから17年、まあまあ、面白い展開になって、あのときの絶望して、見えなかった未来をなんとか切り開いてきたからな。
効率厨の私が騒ぎ出したら、「怒りの私」でぶん殴ってやろう。
「うるせーよ、効率厨め。私は私の人生を作るんだ。その過程が非効率でもそれが私の人生なんだから」
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