まぶしい、そこ、まぶしい。

輝いている人。頑張っている人。はじける笑顔、響く笑い声。まぶしい。まぶしすぎて直視できず、相対的に自分の輝きのなさが浮き彫りになって、苦しい。

これは、最近私がよく感じていることです。

この秋、新しく習い事を始めた。ずっとやりたかった音楽の習い事。自分のためだけの時間を充実させたくて始めたこと。
レッスンは基本的に週一回で集団レッスン。私の習う楽器クラスとその楽器に合わせて踊るダンスクラスもある。私以外の受講生の方々は数年習っている人達らしい。つまり私以外は皆ある程度の経験者なのである。
私は楽器クラスのみ受講しているのだが、ダンスにしてもその楽器にしても、とにかく周りの受講生が輝いて見える。皆、とにかく楽しそう。いい大人が、楽器やダンスを全力で練習し、今持てる力をここぞとばかりに出し、がむしゃらに目の前の芸術にひたむきになっている。
私は、といえば、うまくできず、悶々とし、ひとり立ち止まっている。いや、沈んでいっている。深く暗い海に、ひとり静かに沈んでいっている。苦しい。重苦しい。自分の趣味の充実、幸せのために始めたものなのに、毎回なぜだか苦しい。なんだが学生時代の部活動のよう。おかしいな。楽しみたくて始めたはずなのに苦しいだなんて。誰かと比較する必要なんてないはずなのに。
他の受講生から意地悪をされているとか、できないことを責められているとか、そんなことは全くない。むしろ逆で、皆、できない私に手を差し伸べ、こっちへおいでよと呼んでくれてさえいる。
しかし、である。まぶしい。とにかくまぶしい。このまぶしさ、何とかならないものか。

ぐるぐるぐるぐる回って、今のところ、行き着いた先は、ーそう、鈍感力の発揮。感情を無にして、私は音楽のみを追求することにした。

そんなことが可能であるのか。そして、そこに上達はあるのか。

乞う、ご期待。

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