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芥川龍之介の『ポーの片影』をどう読むか① 漱石は鴉片中毒者にあらず
そうは言いながらやはり芥川龍之介という作家は博識で、そこに書かれていることから学ぶことは多い。例えばこの『ポーの片影』もポーに関する評伝としては短いながらもその内容は要点を突いてよくまとまっており、その内容はほぼ正確である。
やや難があるとすれば、
ここでルーファス・ウィルモット・グリスウォルド Rufus Wilmot Griswoldを「グリスボート」として「w」を濁らせている点く
三島由紀夫の天皇論・遅延理由書が解らなかった人のために
彼の考えは独特ですからね、などと言われるとき、大抵はただ「わけがわからない」と突き放されているに過ぎない。
私の言いたいのは三島由紀夫の天皇論はただ単に訳が分からないということではない。まさに独特だということだ。
三島由紀夫の天皇論は分かっている範囲でさえ「そんなことありますか」というくらい奇抜なものなのだ。
今回はそのことを三つのテーマに絞ってみていきたいが、どうしてもテーマは四