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量子力学の6つのルール③

【光を超える速度を持つ物体】

これがどんな実験から分かったかと言うと
同じ場所から別々の方向に2つの電子、右回転する電子と
左回転する電子の両方の性質を持った電子を放出すると、
人に観察されるまで右回転になるか
左回転になるか分からない状態が続くのですが
人間がいずれか1つを観察すると
その、その観測された方の1つが
右回転が左回転に確定するというものです。
仮に観察した方が右回転になったとすると
その瞬間にもう一方が左回転になる。
この話しのポイントは
観察した瞬間に観察されていない方も
一瞬で回転の向きが確定するということで
2つの電子がもつれている状態を利用した実験で
「量子もつれ現象」と呼ばれています。
そして、
驚くのはこの2つの電子の距離が
地球とアンドロメダ銀河くらい離れていたとしても
1つの電子から
もう一方の電子に一瞬で何らかの情報が伝達されるのだといいます。
これが事実であれば、その伝達スピードは光の速度を
遥かに凌駕する事になり、これはアインシュタインが言った
「全ての万物は光の速度を超えることが出来ない」
という特殊相対性理論を覆した実験結果となり
世界中の物理学者を驚かせることになりました。
ちなみに、この理論を発展させるとSFの世界のような
テレポーテーションが出来るということに繋がります。
現在、原子サイズの大きさであれば
数百キロ先まで一瞬で瞬間移動させる技術が完成していて
2014年頃には数十キロの距離を瞬間移動させることに
成功したという報告もあり、最近では数百キロの
量子テレポーテーションに成功しているのだといいます。
ただ、人間サイズの瞬間移動になると理論上では
身体が燃えてしまう為、不可能だとされていますが
将来的には可能性が残ると言えます。
アインシュタインが解明した特殊相対性理論によると
光りの速度を超えるということは時間も遡れるということで
2重スリット実験を発展させた実験では
人間も過去を変えることが出来るということに繋がります。

辛い思いでも考え方、次第では楽しい思い出に切り替えることが出来る
というニューエイジ的なものではなく理論的に言って本当に
過去を変えることが出来るという話です。

2重スリット実験で波であって物質ではなかった
干渉縞が出来た後にスクリーンの方から2重スリットつまり
2つの穴が開いた板を振り向いて覗き込むと
素粒子がいずれかの穴を通ってスクリーンに映ったという
驚くべき実験結果もあります。
これは
人間が観測した後に過去が変わるという話で
「遅延選択の実験」と呼ばれます。
最初はスクリーンに波上に映っていたはずなのに
スクリーンから発射装置を後で覗き込むと
後で覗き込んでいるはずなのに波が物質化したように
どちらかの穴をくぐり抜けてきたような結果に変わるのです。
もし、仮に波だったら2つの穴を両方くぐり抜けているはずなのに
波を確認した後に穴を覗き込むと波だったものが
人間に観察されることで物質に変化しているということになります。

テキサス大学のジョンウィーラー博士の言う通り
人の意識が過去の世界に影響を与えることが可能であるという証明で
「過去は変えることができる」という結論が導き出されるのです。

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