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座ることは悪くない!長時間動かないことが良くなかった!?

こんにちは。こあらっこです。
めちゃくちゃお久しぶりな更新になってしまいました💦
もうすっかり春。。。というか日によっては夏日?になってきてますね。
春って命が芽吹く感じがするからかな?
こあらっこは、心がウキウキしてきます。
散策という名の旅行?お出かけ?未知なる探検?に出たくなるんですよね。
暖かくて動きやすくなる季節に、未知なるものを探しに出たくなるこの気持ちも、生き物の本能なのかもしれないですね。

前置きが長くなりましたが、今回は
「座ることは悪くない!長時間動かないことが良くなかった!?」
という話をしたいと思います。

参考本の紹介

最近読んでいて面白いなーと思った本で、「運動の神話」ダニエル・E・リーバーマン著という本があります。上下巻セットの結構長めの本なのですが、よくある「運動は良いよ!脳にも、成長にも、もちろん健康や長寿にもね!
じゃあ、どんな運動をどのくらいしたらいいか教えるね⭐︎」
みたいなハウツー本でないのです。
(もちろん、本の最後にはどんな運動をどれくらいやったら効果的か考察している部分は出てきますよ。)

この本の面白いところは、
「座ることは悪だ!運動は善だ!っていうけどそれホント⁉️
健康のために運動している人多いけど、じゃあ、人間は運動するために進化してきたの⁉️」
という、進化人類学者である著者ならではの視点で、人間が進化していく中でどのように運動するようになったのかを考察しているところにあります。
上下巻でちょと長めの本ですが、
「運動を怠けたいと思う“心“」と「運動しないと最適に機能しないようにできている“体“」のパラドックス(進化的ミスマッチ)がどのような過程で生じたのか詳しく考察してあり、「なるほどー!」の連続です。
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね🎵

座ることは悪くない⁉️

私たちは、「座ることは不健康である」と思っていますし、「健康のために運動は必要だ」と思っていますよね。
こあらっこも、健康のために運動しなければ!と昔から、ジムに通ってみたり、ウォーキングをしてみたり、プールに行ってみたり、集団でやるエクササイズプログラムに参加してみたり、、、色々挑戦、挫折を繰り返して、最近は以下の過去記事で書いた通り、ゲームで室内運動する方向で落ち着いています。

そして、運動以外にも、座り過ぎることはよくない!という意識のもと、本を立って読んでみたり、パソコンを低いロッカーの上でやってみたり、スタンディングデスクを検討したり(置く場所がないので実現にいたっていません😅)してきました。

でも、この「運動の神話」という本の著書は「座ることは悪いことではない!」と言っているのです。座ることは、太古の昔から普通にしているし、現在でも狩猟採集で生きている人たちは、一日に何時間も座って過ごしているというのです。では何がいけないのでしょうか?
それは、「長時間座ったままでいること」だというのです。
「長時間座ったままでいること」の1番のデメリットは、
体を動かさないことで、血液中の糖や脂肪が増えて体に害を与えたり、慢性炎症が生じて免疫系が体を攻撃するようになることなのです。

こあらっこは、医療の専門家でなないので、詳しい話は本を読んでくださいね。

自分が理解した範囲でお話しすると、要は、人間は生きていく中で、自分でも気づかないうちにウィルスや菌による炎症、その他の炎症が体のあちこちで起きていて、その炎症は気が付かない内に蓄積していくそうです。そして、この自分では気づかない小さな炎症が蓄積していくことで、慢性炎症につながるというのです。
そこで、運動です。
運動で筋肉を動かすと、筋肉は運動後の筋肉の炎症に備えて、マイオカインというメッセンジャータンパク質を放出します。このマイオカインには、協力な抗炎症作用があり、筋肉を動かしたところの周りの炎症も修復するというのです。
そう、体(筋肉)を動かすことで、動かした筋肉のみならず、筋肉の周りの(自分でも気づかないくらい微小な)炎症をも修復するのです!
びっくりですよね‼️🫢
というか、動かした筋肉の修復力によって、筋肉の周りの炎症をも修復するって言葉、、、どこかで聞いたような気が。。。???
そう!
「Dr.ストーン」ですよ!
あの大人気、科学漫画の!
(今なら、Amazonプライムで見れるので、見たことない方は是非ご覧くださいね!めちゃくちゃ面白いので🤩)
この「Dr.ストーン」の物語の中で、体に病気や大きな怪我を負ってしまった人を一旦石化して、石化が解ける時の強力な修復力によって、石化する前からあった病気や怪我を修復してしまうという描写があります。
めっちゃ似てませんか!?
「運動の神話」で語られている、筋肉を動かすことでの炎症の修復力と。
もしかして、「Dr.ストーン」の作者も、マイオカインの修復力のことを知っていて、お話しに取り入れたのかな?と思うほど設定が似てて印象的でした。

話を元に戻しましょう。
ここまで見てくると、「座っている」ことが悪いのではないという意味が薄々ご理解いただけたのではないでしょうか?
そう、「座っている」ことが悪いのではなく、「長時間座っている」、言い換えると「長時間動かない」ことが体に悪いのです。
なぜなら、体を動かさないと自分でも気づかない微小な炎症を修復することができないから。

じゃあ、どんな座り方をすれば良いの❓

なら、どのような座り方が良いのでしょうか?
著者のダニエル・E・リーバーマンさんは、著書の中で、「アクティブな座り方」を推奨していました。要は、座りっぱなしにならずに、しょっちゅう立って雑用をこなしたり、体を動かしたりするのです。
そうすることで、カロリーを燃やし、手足への血流が促されるそうです。

こあらっこは、首を痛めているので、主治医に15分に一回は首や肩を動かすことを推奨されていますが、あれの全身バージョンがいいのかーと思いながら読んでいました。
15分に一回はなかなか難しいでしょうが、30分に一回は椅子から立ち上がって屈伸してみるとか、トイレやドリンクを飲みに立ったりとか。あと、行儀は悪いのかもしれませんが貧乏ゆすりも足の血流を良くするので効果的だそうです。(笑)
一度に12分以上座り続ける人たちの死亡リスクは低く、30分以上立ち上がらなかった人たちの死亡リスクは特に高いという研究もあるようです。
そして、別の研究では、30分のうち100秒ちょこまか動くだけでも血中の糖や死亡の減少に効果があったと言う研究もあるそうなので、できるだけ動かない時間を短くする方法 を考えると言うのが、デスクワークの多い現代の社会人には必須だということがよくわかりました。

スタンディングデスクの効果は❓

最後に、「座ること」が悪いことではなく、「長時間座ること」もとい、「長時間動かないこと」が体に悪いことだと言うことが今までのお話しでわかってきました。
と言うことは?
こあらっこが長年検討してスペースの関係で実現に至っていない、「スタンディングデスク」。
あれ。意味なかったってことですね?
だって、座ることが悪いことがじゃないですもん。
立っていても、立ちっぱなしなら、動いていないのであんまり意味ないですよね😭まあ、座るより立つ方が、一時間あたりほんの少し消費カロリーが高いそうですが、別に血流が良くなるわけでもないですし、動くことによる炎症の修復作用も起きないでしょうし。。。
もちろん、スタンディングデスクで作業しながら、ステッパー踏んでるとかなら違うと思いますが🤣

今回は、「運動の神話」と言う本を読んで、特に自分が「なるほど!」と思ったことの一つを書いてきました。
もう一つ、自分の中で革命的に「なるほど!」と今までの考え方を変えられた著者の主張がありますので、次回記事で書いていきたいと思います。

では、長い文章をここまで読んでくださりありがとうございました❤️
みなさま、良い一日を〜🎵

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