企画書・プレゼン3部作 完結 ~「一緒に○○しましょう」最強?~

恥ずかしながら生涯初めて本格的な企画書を作成、案の定とっても手こずり、本番のプレゼンを終えた後もモヤっとしてたコウタロウ。そんなタイミングで偶然にも「企画書・プレゼンセミナー」を受けてきました。

プレゼンセミナーでは教わるだけでなく実践の場もあったので、プロの視点から今の自分にできていること、足りないことを指摘してもらえた。滅多に無い機会で、得るものがとても大きかったですね。

企画書作成については、「この企画書によって相手に期待するアクション(何をして欲しいか)を起点として作成することが重要」という話がありました。やっぱりそうですよね。起点をしっかり意識することでそれぞれの要素に共通の「軸」が通り、メッセージの伝わり方が遥かに強くなるのです。

あなたと私で、成し遂げたいこと

でも、もう少し深掘りできないだろうか。なぜならコウタロウの場合「何をして欲しいか」を起点にすると、自分の目線、主観が強くなり過ぎる(自意識強すぎ&単純が原因)ので、もう少し違う切り口が欲しい。

例えば「あなたと私で達成したいこと」を起点にしてみたら、「相手が解決したい課題」に焦点を合わせることができるのでは?? これって、なかなかの顧客本位なのでは??

仮に「自社のサービスをアピールする」シチュエーションを設定し、それぞれの発想法で起点を考えてみました。

①あなたに○○して欲しい = あなたに私のサービスを購入して欲しい。

②あなたと私で○○を達成したい = ○○達成のために課題を解決したい。だから私のサービスを購入して欲しい。

このように、コウタロウは②を起点にしてみたら「相手の課題を解決すること」が思考のプロセスにおいて最上位に来ました(ヘタしたら他社の優れたサービスをおススメしちゃうくらい)。このアプローチを繰り返せば、「顧客の課題」を自分へ刷り込む効果も期待できそうです。

①の場合でも相手の課題解決は必要不可欠な要素なのですが、優先順位でいうと「自分の目的」に次ぐ2番目です。「いやいや、そんなに変わらないじゃん」と思われた方もいるかもしれません。文字にすると言葉の順番だけに見えますが、②の発想をすることで効いてくると思われるシチュエーションがあります。それはプレゼン中の「振舞い、言葉選び」です。

「あなたの課題を解決したい」話し手と「私から買って欲しい」話し手の間には、小さな部分では「言葉使い」から、大きな部分では「全体的な印象」まで、広範囲において差が出るのではないでしょうか。
例えば、「営業されてる感」を感じさせない、というのもその一つ。だって、顧客も私も同じもの、「達成すべき目標」と「そのための課題解決」を見ているので、「押し」の方向も「真正面からグイグイ押す」のではなく、「後ろから顧客の背中を押している」イメージです。


途中から「何様??」的な語り口になっていました、「結果出してから言えよ!」と思われた貴方、仰る通り!ぐうの音も出ない! ただ「あなたと私で○○を達成したい」を起点に考えるのは、企画書・プレゼンに限らず幅広く使える考え方だと思いますので、何かのプラスになったら嬉しいな~ と思って書きました。
顧客本位になり過ぎ、他社を勧めないようご注意くださいませ。

■企画書・プレゼン 過去記事
1部目 企画書が作れない
2部目 全ては目的のために

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