100均の世界地図が7歳の息子を育ててくれた ~オリンピックで気付きました~
1年くらい前に気まぐれで買った世界地図。トイレに貼ったものの、私自身はほぼ見ておらず。しかし息子はそこから多くを学んでいたようです。
オリンピックを見ていると
マラソンの中継を見ている時のことでした。1位の選手が画面に写った瞬間に7歳の息子が
「この人、ケニア出身?」
と言うのです。息子は、アルファベットは読めません。何で分かったの? と聞くと
「国旗が写ってたから」
画面の下に出る国旗を見て、出身国を判別したというのです。
おお、凄いじゃないか! 思わず
「よくわかったね!!」
と声を掛けました。すると
「トイレでいつも見てるからね!」
と息子。
ちなみにケニアの国旗はこちら。私は国旗を見ても、全く国名が出てきませんでした(ケニアの方、すみません)。。
100均世界地図の効果
そうだった、あれは1年ほど前。100均(セリア)で世界地図を見つけました。
子どもにせがまれたわけでもなく、ぼんやりと「世界を身近に感じてくれたらなあ」と衝動買いし、トイレに貼ったのでした。
サイズはA1と、かなり大きいです。真ん中に世界地図があり、周囲には国旗が掲載されています。
息子はトイレに入る度にこれを眺め、地理や国旗を少しずつ覚えていったようです。
といっても隅から隅まで覚えているわけではなく、何となく分かる、というレベルです。
先ほどの例では、たまたま彼が覚えていたケニアの国旗がテレビに出てきたというわけです。
ただ、その瞬間に彼の中で「国旗」と「場所」だけだった「ケニア」についての情報が「オリンピックで金メダルを取った」情報と繋がったのです。他にも、色々とイメージが膨らんだかもしれない。
きっと今後も、そういうことがあると思います。
国や外国、世界に対して興味を持つきっかけとして良いなあ と感じました。
(セリアのサイトでは商品情報が出ていなかったので、ダイソーの世界地図のリンクを貼っておきます)
オリンピックが無ければ、息子の成長に気付かなかった?
ケニアの件で息子の成長を感じ、もちろん嬉しいです。
しかしもう一つ脳裏に浮かんだのは「もし一緒にオリンピックを見ていなければ彼の成長に気付けていないかも」ということでした。
私の場合、子どもと過ごす時の行動パターンがある程度固まっていることもあり、特定の分野では子どもについて多くの情報がありますが、それ以外が薄くなっています。
それを顕著に感じたのが、小学校の三者面談でした。
ここで息子は「1学期に頑張ったこと」を一生懸命説明してくれました。
こちらもしっかり聴こう、と「傾聴」すると、知りたいことや疑問がたくさん出てきました。
この時「それまでしっかり話を聞いていなかったのかもな」と感じました。
というのも、彼が説明してくれた事柄そのものは面談前から知っていたのです。なのに、それを初めて聞いた時は疑問・質問が出てこなかったのでした。
***
オリンピックで見た国旗から、我が子との向き合い方が浮き彫りになりました。
そしてきっとこれから子供の成長に伴い、「親の知らない」我が子の一面がどんどん増えていくと思います。
全てを知ることはできませんが、子供に対するアンテナは高くしておきたいと感じたのでした。
そして何より、色々なことに興味を持ってくれていることが親として嬉しいです。
三菱グループ創始者の岩崎弥太郎は、生家の庭に日本列島に見立てた石を並べ眺めていたといいます。
トイレの世界地図を眺めている我が息子も、何か大きな構想を描いているのでしょうか笑
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