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自分の「鉄の意思」、思ってたより弱! でもメンテナンスすれば大丈夫だと気付いて安心した

ここ最近、仕事でちょっとした危機を迎えていました。働くうえで大切な「仕事していて楽しいか」「これからどうなりたいのか」などの問いに答えられない。

約3年前に「広報の仕事がしたい!」という一心で34歳、未経験ながら転職したのに(妻子もいるのに)、その意義すら揺るがしかねない状況です。

きっかけは、はっきりしていました。自己評価と他己評価のギャップです(もちろん、前者が高い)。2019年、自分としてはマックス頑張ったつもりが、評価は下がってしまった。

それ以降、経験の無い業務にアサインされると大きな抵抗感を覚えたり、出社する時に「行きたくないな」と感じたりしていました。ただ、その影響が自分で思ってたより深いところで作用して、最初の「これからどうなりたいのか」「仕事していて楽しいか」などの問いに答えられない = 何のビジョンも見えず暗闇の中でもがいている 感覚でした。

転職してからそのようなことは無かったので戸惑いましたね。このままだとマズいと思ったので、人と話をする中で自分がどんな状態なのかを浮かび上げていきました。そもそも、何で転職したんだっけ。

思い出しました。当時は「広報の仕事をしたい」という明確な意思があるのに、仕事は全く違う内容。過ぎていく日々を無意味に感じ「このまま広報の仕事をやらずに死んでしまったら、きっと後悔する」とまで考えていたことを。

転職後はやりたかった仕事をできる喜びに溢れていました。そして幸いなことに働きぶりにも高い評価をいただきました。

ここまで振り返って気付いたのは、いつの間にか自分の中で「高い評価を得ること」が「やりたい仕事をすること」より優先されていたのです。

分かり易く言うと「前の仕事ではくすぶってたけど、俺は好きな分野で本気でやったら、未経験でも結果を出し、周りから高い評価を得る能力を持っている!」というイキりに似た感情に支配されていました。

このマインドの致命的な欠点は「他人からの評価」に依存していることです。命綱を他人に委ねてる。加えて、自己評価と他己評価にギャップが生じた時、それを埋めるのは非常に難しい。

それだけでなく「自分が何をしたいか、どうなりたいか」より「評価されるかどうか」を行動の基準にすると未経験な事柄へのチャレンジよりも慣れている仕事で結果を出すことを選びがちで、成長の速度も遅くなります。

自分としてはせっかく見つけた人生の目的、やりたいことなのでそれを見失わないように色々と対策を講じてきたつもりですが、結果的に自分のマインドが元凶となって忘れかけていました。

これからは改めて、評価よりも「やりたい仕事をやっている」こと、そして「そこから得る学び」に集中しようと思います。そのまま成長を続けて色々なところでギャップが生まれたら環境を変えれば良いだけ。あと、行動パターンが「自分のスキル向上」に偏りがちなため、他人との対話も増やそうかな。

しかし自分の中で鉄の意思かのように「広報やらずに死ねるか」と思ってた(noteのアカウント名にもした)のに、それが見えなくなっていたことに驚きました。同時に、時々メンテナンスすれば維持できることも分かり、何だか楽になったというか安心感を覚えてます。

※素敵なイメージはmadein38さんより。ありがとうございました!

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