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決断の心得 ~私の流儀~

どうも、ゴールデンウイークの昼夜逆転の生活から未だに抜け出せないkohです。
現状、昼は会議がある以外に予定はないですし、夜は静かで涼しく、思考が捗るので今のところ頑張って矯正する気もないというのが本音ですが、、


さて、今回はそんなある夜にふと感じたことを綴っていきたいと思います。
それは、「決断」についてです。
最近、色々なコミュニティで、たくさんの会議に参加する機会が増えています。
直接的なコミュニケーションがなかなか取れない分、工夫してみんなで話す機会を作るようになった結果、少なくとも自分の身の回りでは、むしろコミュニケーションの総量は多くなっているのではないかと感じます。
こういった状況で、改めて「決断」の重要性を感じています。


この「決断」には、個人的なものから、全体の流れを決めるようなものまで大小様々、多くの種類がありますが、今回は、他人に影響を与えるような決断に対して心がけるべきだと私が考えることについてまとめたいと思います。


決断をするときはこんなことに気を付けたい!


決断をする際は、まず「利害関係者の意思を尊重すること」が重要だと考えます。
1人だけ突っ走って物事を決めた結果、メンバーが協力してくれなかったり、強い反対を受けたりなど、上手くいかなかった経験をしたことのある人は多いと思います。


その一方で、「スピード感」も、それに並ぶ、いやそれ以上に重要性を持っていると私は考えています。
というのも、決断に時間をかけることは、その時間の分だけ協力者の時間を奪っていることにつながるからです。大きな決断ほど時間をかけてじっくり考えたいと思ってしまいがちですが、同時に大きな決断ほどそれによって影響を受ける人間が多くなっていることも頭に入れておくべきです。


正直、「意思を尊重すること」と「決断のスピード感を追及すること」は矛盾していることだと思います。その両方を意識しなければなりません。つまるところ、結局はしっかり時間をかけて意見を集めるところと、素早く決断するところのバランスを取ることが重要なのです。極端な例を挙げてしまえば、あまりに早計な判断をした結果、多くの人に迷惑をかけたり、取り返しのつかないことになることもありますし、議論が煮詰まっているにもかかわらず、決断する際の心の安定を求め、議論し続けることは決断に直接携わるごく少数の人を除いて無駄な時間以外の何物でもありません。


以上から考えられる、心がけるべきことは、
「議論のフレームワークを作ること」
「自分の決断を待つ人間がいる、と常に意識すること」
です。

「議論のフレームワークを作ること」


解決すべきもの、目的がブレないように設定することと、論点をきちんと設定することで意見が四方八方に飛び交うことがなくなります。
どこまでカチっと決めてしまうかは、議論する人との関係性や、プロジェクトのフェイズによって変化させる必要がありますが、基本的に「意見を聞いて決める=一から全員で作る」ではないことを、決断する人間は理解しておくべきだと考えています。


「自分の決断を待つ人間がいる」


これは具体的に言うと、今は決めれないからまた今度考えよ〜と後回しにしないことです。自分自身にとっても決断しなければならないことを後に回すのは、常にそれが頭の片隅に残っているという点で無駄なリソースを使っていますし、何よりもその決断を元に、次に行動を起こす人間のブレーキになってしまいます(そしてだいたいの場合、仕事が遅いと怒られるのは、実務を行う人である)。
芸術家ならそれで良いのかもしれません。彼らはインスピレーションが何より大事ですし、基本的には個人プレーです。しかし私たちのような組織の中で生きる人間はそうはいきません。与えられた条件や状況から、その個人ではなく組織における最適解を見つけ出さねばなりません。そして多くの場合、持ち帰って考えてもその状況はあまり変化しません。ならば、その場で、議論し尽くし決断してしまうべきなのです。

他人のアクセルになる

以上、長々と書き連ねましたが、これは自分への戒めであります。
このコロナ禍の中、時間があるからゆっくり考えてしまいがちですが、時間があるからこそ、他人を思いやり、行動を起こそうとする人のブレーキとなるのではなく、むしろアクセルになるぐらいの気持ちで「認知→決断→実行」のスピードを上げていきたいと思います。

最後になりますが、人にはそれぞれアイデンティティがあり、どういったことを心がければ他者との関係がうまくいくかはその人次第で大きく異なるはずです。もしお読みくださった人の中に、人の意見を聞きすぎてしまうという人がいればおそらく私と似たタイプであるので、スピード感も大切であることを肝に銘じておくとうまくいくかもしれません(?)

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