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菅官房長官、中小企業の再編に言及

昨日に続き、アトキンソン氏関連のネタになるが、昨日の日経新聞に次期総理・総裁候補の最右翼とされる菅義偉官房長官のインタビューが掲載された。中小企業の再編に取り組んでいくという。

「中小企業は足腰を強くしないと立ちゆかなくなる。中小企業基本法で定める人数や資本金の定義などは見直した方がいい。中小企業の再編を必要ならできる形にしたい。足腰を強くする仕組みをつくる。最低賃金の引き上げは検討に値する。

アトキンソン氏の言う、日本企業の生産性が低い理由は数が多すぎる中小企業に最先端技術を導入・活用して生産性を高めようとする意欲が乏しく、それが日本産業全体に影響を及ぼしているとの主張を裏付ける発言だ。

しかし私も前回記事に書いたとおり、これを実現するのは並大抵のことではない。

菅氏が、後継総理になったとしても、来年秋には衆議院の任期満了を控え、それまでに必ず総選挙がある。71歳の菅氏が総選挙の顔になり得るのか、総選挙までの暫定政権ではないかとの見方もある。コロナ対応を何とか着地させた上で、本格政権として腰を据えて取り組まなければ、到底実現はできない。

いずれにせよ菅氏も言及しているとおり、日本企業の大多数を占める中小企業の足腰を強くすることは必須の課題だ。政府与党がどのように取り組んでいくのか、注視したい。


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