コンサル・会計事務所など「プロフェッショナルファーム」におけるオンボーディング施策5つのポイント


noteを始めてまだ2週間なのですが、もっと前から書いていたような・・

noteを始めた理由はコチラ↓↓
https://note.com/ko4da/n/nc629a734a6d9

今回は、コンサルや会計事務所など、いわゆる「プロフェッショナルファーム」と呼ばれる組織における、オンボーディング施策の記事です。


■引用記事:
https://silkroadtechnology.com/onboarding/5-best-practices-for-professional-services-onboarding/

■タイトル:
5 Best Practices for Professional Services Onboarding
(プロフェッショナルファームのオンボーディング、5つのベストプラクティス)

■要約:

プロフェッショナルサービス企業(コンサルファームなど)は、新規採用者のオンボーディングに固有の課題を抱えています。

優秀な人材をめぐる競争が激しいだけでなく、新入社員の文化的同化は、顧客の要求に背を向ける傾向があります。

ただし、オンボーディング戦略を絶えず再考しないと失敗します。今日最も重要な5つのオンボーディング要素を紹介します。

1)創業者、パートナー、シニアリーダーを巻き込む
2)部門横断でオンボーディングに取り組む
3)ビジネスの基礎に関するオンラインまたはオフラインのトレーニング
4)参加するプロジェクト内でメンター制を導入する
5)テクノロジーの理解と活用

1)創業者、パートナー、シニアリーダーを巻き込む
リーダーが顔を合わせて新規採用者と会うことは、会社のタレントへの投資の本気度を伝え、トップの熱意を伝染させる効果があります。

2)部門横断でオンボーディングに取り組む
他の部門が何をしているかを学ぶことができます。新規採用者は、自分の役割を実行するためのリソースが整っていることだけでなく、様々な方法で顧客に価値を提供する柔軟性とノウハウを学びます。

3)ビジネスの基礎に関するオンラインまたはオフラインのトレーニング
財務および会計からマーケティングおよびクライアントリレーションまでビジネスの基礎を学びます。たとえばマッキンゼーでは、新規採用者をチームに分割して、架空のクライアントケーススタディに取り組み、問題のステートメントの明確化や課題ツリーの作成などのコアコンピテンシー習得に取り組みます。

4)参加するプロジェクト内でメンター制を導入する
新規採用者が成功して活躍するためには、最初のアサインメントで経験豊富な従業員とペアにして、高いパフォーマンスに触れさせることが重要です。定期的に提供されるフィードバックにより、継続的な改善、学習、成長が実現できます。

5)テクノロジーの理解と活用
直感的に利用できるオンボーディングポータルの提供に加えて、他のテクノロジーの活用も探します。たとえばコンサルティング会社のEYでは、すべての新規採用の質問に答えるようにトレーニングされたチャットボットと、新しいチームメンバーをワークスペースに直接配置するバーチャルリアリティプログラムを開始することで、オンボーディングプログラムを強化しました。


■所感:

コンサルティングや会計事務所などのいわゆる「プロフェッショナルファーム」におけるオンボーディング施策について、端的に5つのポイントにまとめられています。

やはり即戦力を求める傾向が強いためか、実際のプロジェクトへのアサインされたあと業務の中でオンボーディングも同時並行で進められる、という印象です。3のように基礎的なトレーニングの要素もありますが、クライアントの課題に対するケーススタディーというのもいかにもコンサルらしい。

2の部門横断については、新規採用者が組織適応するために重要な「ネットワーキング行動」を促進するための取り組みと思われます。仕事で成果をあげるには、社内のネットワークをいかに活用するかが重要で、そのために必要なのか上司や同僚を通じたネットワーキング行動です。

あと、EYの事例でチャットボットについて言及されていました。個人的に、今後は日本国内でも入社者のFAQに対応するチャットボットは増えると思っています。新入社員に特化したチャットボットなんかも面白そうです。

以上です!

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