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悪魔たちの真実

7時30分。
一瞬の光が差し込み、また仲間が連れて行かれた。

ここは暗い、息苦しい。一体、この部屋の中にどれくらいの時間、どれだけの仲間が閉じ込められているのだろう。

今の私の救いは、少し前に出会った、故郷の違う彼女の存在である。暗闇の中、彼女の気配を感じた私は、少しの会話をして励まし合う。
暗闇にいることが多く、彼女の姿を光のもとで見たことは少ない。一瞬だけ見えた彼女は、愛らしい丸顔が印象的だった。

毎日7時30分、私たちの暗闇に光が差し込む。その瞬間、誰かが人間たちに外へと連れて行かれる。そして暗闇がまた訪れる。

近くでは、マグマのようなグツグツした音が聞こえる。人間は悪趣味で、連れて行かれた仲間が、また暗闇に戻ってくる事もある。
そしてその刹那、耳をつんざく音が鳴り響く。何の音かは分からない。まるで、刃物が高速で回転しているような、凄惨な音だ。

突如全ての音が鳴り止み、3分程度。
人間たちの笑い声が聞こえる。そして、『ドサっ』という音。

私は知っている。いつかは私が連れて行かれる。人間に何をされるかは分からない。せめてその時が来たら、彼女と一緒に居たい。それだけが私の願いである。

その時は、突然やってきた。
7時30分、悪魔の眼光のような光とともに、私は外に連れて行かれた。
ああ、おそろしい。だが、私には何が起ころうと耐え抜く覚悟が出来ていた。
そう、彼女も一緒に外に連れて行かれたのだ。絶望的だった状況は、一転して好機に変わった。もしかしたら、彼女と共に逃げ出せるかもしれない。いや、逃げ出すのだ!

私は彼女に寄り添っていた。
光のもとで彼女の姿を目に焼き付けたかったが、今はこの状況の打開が重要だ。
私たちは新たな場所に連れて行かれ、その時に彼女の姿を見失う。
しかし、ここには屋根がない。壁さえよじ登れば、逃げ出せる!

私は彼女を探した。
ここから逃げ出す方法を伝えるために。

その刹那、私の体が宙に浮いた。
そして、とても高い所から落下する感覚に包まれ、私は気を失った。

気付くと、私はまた暗闇にいた。
最初の部屋に暗闇に戻されたのだ。状況を飲み込んだ時、私の頭を嫌な想像が駆け巡る。

『彼女はどうなった?』
部屋中を探しても、彼女はいない。
そう、私だけが部屋に戻されたのだ。
外では、マグマと機械の轟音が鳴り響いていた。
少し丸顔でニコニコした、彼女の表情だけが記憶の片隅にあった。

私は絶望に打ちひしがれた。
「苦しい、苦しい。」
人間への恨みと憎悪で、私の体がどす黒く、私の心が苦々しくなっていく事を感じていた。

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ここまで読んで頂いた皆さんに、私のモーニングルーティンを紹介します。
モーニングルーティンといっても、私のこだわりである、朝のコーヒータイムについてお伝えします。

コーヒー豆はブレンドコーヒーを使うことが多いです。ブレンドコーヒーは、異なる生産地のコーヒー豆を混ぜることで、バランスの良い味わいとなります。色々な種類の豆が入っているので、細長い豆があったり、丸い豆があったり、見るのもワクワクします。

美味しいコーヒーを飲むためには、適切な保管が大切です。
必ず、直射日光の当たらない、暗い場所で保管してくださいね!

コーヒー抽出時のお湯は、90℃程度が理想です。お湯を一度ぐつぐつと沸騰させて、約20秒程待つと丁度良い温度になりますよ。

また、コーヒー豆とお湯の分量にもこだわりましょう。
目安は『お湯180mlに対して豆10グラム』がオススメです。たまに豆袋から多めの豆が飛び出てしまうことがあるので、その時は袋に戻しましょう!

コーヒー豆はお店で挽いてもらえますが、私は家にある電動のコーヒーミルを使って、毎日豆を挽いています。挽きたての豆の方が、コーヒーはフレッシュで美味しく出来上がります。
一点注意なのは、電動ミルは音がうるさいんです。ガリガリとすごい音がするので、近所迷惑にならぬよう、窓は閉めておきましょう。

約3分で美味しいコーヒーが出来上がります。
誰かと一緒に、会話を弾ませながら飲むコーヒーが美味しいですよね!
お湯を含んだコーヒー豆は少し重くなりますが、消臭効果もあるらしいので、ゴミ箱に『ドサっ』と捨てましょう。

私は、毎朝6時30分に起きて、支度をして、7時30分にコーヒーを飲みます。ほぼ毎朝、変わらず7時30分に飲むことが多いです。
同じ時間にコーヒーを飲んでいると、その日の体調などで味の感じ方に変化が出ます。そういったところもコーヒーの魅力ですよね。

今日もコーヒーを飲みましたが、いつもよりコーヒー豆が黒く見えましたし、味もやたらと苦く感じました。疲れているのかもしれませんね。

ちなみに、コーヒー豆は果実の種子にあたります。その果実を食べたヤギが、急に踊り狂ったことから、コーヒーは『悪魔の実』と呼ばれていたそうです。少し物騒な名前ですね…

皆さんも、是非ステキなコーヒーライフを送ってください!