今日の哲学

人間性と非人間性

今日はアダルトチルドレンについてまた
講座を噛み砕いてみたけど、
精神科に通っても自己と他者は別であることを認知する(本来的自己の回復)がない、被害者意識からの逃避(自責あり)ってなると、その人の人生じゃなくて、傷の人生になるよということである。若い頃ハルキストだったけどそれは苦しみから穴を掘る、防空壕的な生き方であった。
かえって辛い。いいカウンセラーが少ないという実態もある。はっきりと村上春樹は間違っていると告げる友人がいたけど、カウンセラーからも指摘された。俺は無意識にトラウマ的なものを村上春樹に引っ張られてしまったのである。ハルキストっていうのはそんなもの。
絶対悪(麻原やヒトラー)がいて、内面悪の男の子、女の子はトラウマ的なものがあり、自由になれない(悪意・自己憎悪)
森・井戸と表されるがそれは自分から逃げて、根本的な苦しみの開示ができない状態である。(楽にならない)
村上春樹の世界はそういうカオスを表現している。村上春樹氏自体がオウムの信者と同じものを感じると告白している。

実存と構造ではフランツ・カフカが出てくるね。カフカは実存主義、春樹は妄想的実存主義といえる。

村上龍氏が現代の底辺社会では希望のかけらもなく、ただ依存だけがある。
死なないで欲しいと警告しているが的を得ている。

昔の村上龍のアナーキズム小説解説では、フランツカフカは悪の中で死んだとあるが、ほぼ間違いないと思う。娯楽や快楽に逃避しては傷つき、あるものは精神病院へ。と現代とあまり変わらない。
俺も無数のカフカの1人だった。

カウンセラーと我々は無数の太宰治の1人としてと話した。

現代の幼稚化とも言え、オウム心理教事件はその集合体と言える。
人間の非本来性とキルケゴールは大昔から唱えている。

実存主義(文学論含む)は誰でも入りやすいというか、わかりやすい。

特に実存と構造は名著である。

キルケゴールとか村上龍の小説(思想としての)なんかは一つの参考にはなるが、青さとも言える。ハルキストよりは大人だけど。

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