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学校・学童の変革に挑む(2) -4本の柱-

前例踏襲ではなく善例に学び、公立の小中学校と学童を変革しようと思って最初に考えたのは誰にリーチしないといけないのか?です。

文科省?自治体?教育委員会?学校?それとも全部...?窓口にいきなり突っ込んで行って「もー変えちゃいましょう!最高に良いこと思いついちゃったんです!!」て言ったら、ヤバい人かイタい人だと思われて門前払いされて終わりでしょう。。。

そもそも自分の子どもはまだ保育園で、実際の小学校がどんなものか、変えたいと思っている人がどれくらいいるのかもわからない。

1本目の柱 -実は住んでいるマンションに逸材がいた-

まずはネットワークが広そうなお隣のママさんにLINEで相談。

「区立の小学校と学童どんな感じ?」
「うーん…私も含めて学校や学童をもっと充実させてほしい親はたくさんいるから、良ければ広く意見募集してみようか?たぶん学校制度とか教師の質とかPTAとかいっぱいあるよ~」
「とりあえずSlackでワークスペース作って有志でコミュニケーション取れるようにしようか」
「googleフォームで簡単にアンケート作ったから、回答が来たら見えるようにしておいたよ~」
(それにしても凄い、メチャクチャ仕事が早い。。。)

マンション内外のパパママネットワークを駆使してすぐにアンケートを集めてくれて、さらに一つ一つの回答から熱心さが伝わってきて胸が熱くなりました。。。
今回は学童を中心にアンケートを取らせてもらいましたが、サービス品質に対する心配から民間学童と併用しているケースや、逆に利用料が安いので先生の待遇改善を心配する優しさなど様々な意見が把握できました。
その中でも特に印象に残ったのは「可もなく不可もなく」で行政も親も最低限のレベルで納得してしまっている雰囲気(利用料からすると致し方なし)があるのと、それを無理に変えたくない(変化による質の低下を恐れる人や、変化のための活動や対応が面倒だと感じる人)という感覚も薄っすらと伝わってきたこと。

待機児童のように明らかに解決すべき課題は満場一致で取り組みやすい一方で、子ども1人1人が自由に学ぶ世界観や仕組み作りみたいなことは利用者からニーズを抽出することが難しいのでしょう。

これは顧客ニーズを調査・分析してもそこからiPhoneが生まれないのと同じこと

ただし、私に教育界のiPhoneは生み出せなくても、シリーズ1つ目の記事で書いた善例(ショーケース)を直に見てもらうことは出来ます。何とか区内にモデル校が作れれば「あそこの学校すごいらしいよーーーー!」と口コミで広がって、それが最終的に大きな区民の声(ニーズ)に変わっていくかもしれません。

4本の柱を立てる

草の根で学校・学童を変えていくために巻き込まないといけない関係者は主に4つあると見ました。
①利用者(保護者、子ども)
②立法(区議会、都議会議員)
③教育関係者(教育委員会、学校長、先生など)
④行政(品川区であれば、子ども未来部 子ども育成課)

「今の学校は変えないとまずいよ」と強い危機感を持っている人はまだまだ少ないから、①~④それぞれの分野で私が作りたい学びの世界に共感してくれる人を柱として立てていくしかないんじゃないかと。
①は有志のパパママ(特にお隣の凄腕ママ)、次にアプローチしたのは②の区議会議員さん。

まずはデスクトップ調査(ネットでのリサーチ)と口コミの挟み込み。デスクトップ調査は区のウェブサイトにある議員名簿から40名全員のオフィシャルサイト、発信しているSNSの内容を全部チェックしてみました。(そもそもオフィシャルサイトやメアドが載っていない人も散見されて結構げんなり。本当に仕事してるんだろうか…)
子育てや教育、あるいは政策がしっかり練られている人などで絞り込むと、当選1期目の議員さんで2-3名見つけることが出来ました。そして間髪入れずにメール!!!(ウザがられない程度の熱い想いを添えて)
そうすると熱意が通じたのか、皆さんすぐに返事を下さって、実際にお会いしてアドバイスを頂いたり、力になってくれそうな人を紹介してくださったり。
それ以外のルートでも目指す方向性が近そうな都議会議員の方にお繋ぎ頂けたり。

そこから③④で柱になりそうな人を探すのは「アツい校長先生が集まるコミュニティみたいなの無いんですかね?」という一言がとても参考になりました。
そんなの無いでしょ…。と思いながらネットで調べてみると、、、
ありました。。。本当にドンピシャリのがありますた!!!(涙)

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工藤先生の「学校改革はどの学校でもできる」というメッセージも激アツですし、このプラットフォームの運営事務局が文科省若手有志とNPO法人ETICというのもアツい組み合わせですねー。

早速ETICのご担当にご連絡して意見交換させて頂いたのが3月末。品川区でこちらのプラットフォームに参加している人がいれば、繋いで頂こうとお願いしていた矢先に、緊急事態宣言で身動きが取れなくなってしまいました。
特に行政や教育関係者の方は一番大変な人たちで、もう少し落ち着くまではアプローチ出来そうにありません。

それでも2020年1月に一人で妄想することから始めて柱は2本立ちました。
1本目の柱:お隣の凄腕ママと激アツのパパママネットワーク
2本目の柱:子育てや教育に情熱をもって取り組む区議会、都議会議員さん

今はオンラインを中心に、同じような考えや世界観を持った人たちとの繋がりを作ったり、インプットする期間と捉えてじっくりと今後の方向性や打ち出し角度を見定ている最中です。いずれオフラインでも動けるようになったらSCHOOL PLATFORMの力も借りながら3本目、4本目の柱を立てていきたいと思います!

今は何者でもない、あるいは見知らぬ私の挑戦を読んで下さり本当にありがとうございます。 あなたのフォローやスキが本当に励みになります。