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私が作りたい世界

双子の誕生で完全に価値観が変わってしまった私は本当に価値や意味のあること、自分にしか出来ないことを徹底的に追求し始めています。仕事のムダを減らした分で民間学童サービス開発や学校・学童の変革に取り組んだり。とにかく考えて、考えて、考え抜いた上で思いついた手を試してみてはまた考えるの繰り返しで、これが毎日楽しくて仕方ない。。。
何というか、好きなこと・やりたいことをやっているときの熱量とか湧き上がってくるエネルギーは言われたことをやっている時とは別次元です。
ここでふと、頭にある問いが浮かんできます。

こんな世界を想像してみてください

もし、会社から「今の仕事を短い時間でやれるように改善したら余った時間は好きに使っていい。仕事に関係ないことをしても構わない。」と言われたら、あなたはどんなことをしますか?
もし、日本中の人が会社には最低限の筋を通して、それ以外の時間を全て自分のやりたいことに振り向けたら、社会はどんな風に変わるでしょうか?

今までずっと仕事を頑張ってきた人は少しゆっくりしたいとペースを落とすかもしれません。趣味やプライベートに時間を使う人もいるでしょうし、何か新しいことに挑戦する人もきっといるでしょう。

でも、実は「いきなりそんなことを言われても…」って途方に暮れてしまう人も多いんじゃないかと思ったり。
少なくとも”与えられた仕事を誰よりも上手にこなす機械”みたいだった昔の私なら、せっかく浮かせた時間でさらに仕事をおかわりしかねない…。

今の日本は大人も子供も「自分の好きなこと、やりたいことが無い人たち」で溢れかえっている。それで悪いということはないし、社会や教育のせいだ!と批判するつもりもありません。
でも自分の原体験からこれだけは自信を持って言えます。

自分の時間やエネルギーを何に使うかを自分で決めるのは、決して楽ではなありませんが最高に楽しい。とにかくやる気も熱量もスピードも全てが違って見える世界や景色が変わる。

これはもう、地位や名声を手に入れるとか、何かの分野で成功するとかそういうのとは別の話で、純粋に「あー今やりたいことをやってる!!」ていう、一人でニヤニヤしちゃう類の手応えです。
私は「やりたいこと・成し遂げたいこと」と「欲しいもの」は明確に区別しているので、例えば評価や出世などは「欲しいもの」に分類されるので、洋服や車が欲しいのと一緒だなぁと感じます。
DeNAの南場会長が講演などでおっしゃっている「コトに向かう」は、いざ自分がそういう状態になると本当にその通りだなと。

よく考えれば当たり前の話ですが、家族や会社に最低限の筋だけ通せば残りの時間は全て自分の好きにしていいんです。それを何に使うか、あるいは使わないのかは全て個人の価値観が決める。

一方でもし、やりたいことが見つからない人はもっと自分との対話を楽しんだら良いと思っています。

「私は何が大事なの?何がしたいの?」

その答えは自分の中にしかありません。そして、何となくこれかな?というのが見つかったら動き出してみると色んな人と繋がったりして徐々に世界や景色が変わっていきます。
学生時代に「オレは牧場をやる」って言って北海道の牧場に住み込みを始めた人の話を聞いたことがありますが、東京に戻ってきた彼が言っていたのは
「2年間働いてわかったのは、俺には牧場は向いてないってことだけだね!!笑」(かんぱ~い!!)
大半の人はもっと賢明な判断をするでしょうが、やってみて初めて分かることが本当にたくさんあります。

そして皆がそれぞれの価値観で自分の時間を好きに使いだしたら、世の中はどんな風に変わるだろう?って想像するだけでワクワクしませんか??

学校や放課後にも同じ世界観を

(先ほど教育を否定する気はないと言っておきながら、、、)
同じ世界観を学校や放課後に適用したらどうなるでしょうか?

先生にとっても、子どもたちにとっても最低限の筋を通すのは国語や算数などの教科学習が当てはまります。その上で、それ以外の学びは一人一人が好きなことをトコトンやったらいい。絵が好きな人は一日中絵を描いたり、体を動かすのが好きな人はお友達とスポーツしたり、外で遊んだり。
そうなると先生の役割は教える人からコーチやコーディネーターに変わっていきます。教えないことが学びに繋がるのだから「教える」は必要最低限で良くて、大切なのはいかに子ども一人一人の心に火をつけるか

そんな世界観を実践している一人が蓑手先生です。

コロナでの休校対応やICT教育の先駆者という文脈でメディアに取り上げられることが多いようですが、大事なことはそこじゃなくて「もっと学びに自由を、学びをセルフプロデュースする」ことに真剣に取り組まれている点だと思います。特別支援学校での赴任経験が大きな転換になったそうで、蓑手先生は「そんな学校や学びは作れる」って知恵と勇気を与えてくれます。

モヤモヤしている人たちへ

「みんな自分の好きなようにやっちゃいなよ?」って考え方や価値観を1人でも多くの人に広めていこうとしても、やはり動き出すのは不安だったり、どうしても周りの目が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんなモヤモヤしている人にはキンコン西野さんのスピーチ「人生に失敗など存在しない」が超絶おススメです。


私が作りたい世界は目に見える形で何かが変わるわけじゃありません。
一人一人の心に火がついて価値観や生き方が変わった先にぼんやり見えてくる景色みたいなものです。周囲の雑音が気にならないくらい自分のやりたいことに熱中すると不安や不満のようなマイナスのエネルギーがゼロになって、やがてプラスに変わっていく。

もし自治体、教育委員会、学校長、教師、親と子ども一人一人がプラスに転じれば、必ず学校は変わる。
そう信じて今日も明日も取り組んでいきます。

今は何者でもない、あるいは見知らぬ私の挑戦を読んで下さり本当にありがとうございます。 あなたのフォローやスキが本当に励みになります。