フリーエンジニア 老後を真面目に考えるハナシ
定年はなくても引退の時はくる
フリーエンジニアはサラリーマンをやっていた時よりはるかに年収は良くなるものの退職金はないし、厚生年金に比べて国民年金は給付額もかなり少ない。今は若いから大丈夫と考えていると、いつの間に迫ってくる納品日やシステムのカットオーバーのように引退の日も来る。
確かにサラリーマンには定年退職がありいつか会社をやめることになるが、フリーエンジニアには定年退職はないのでその気になればいつまでも現役で働くことができる。
が、60代に入った時に30代や40代の脂ののったバリバリ現役の最新技術や知識を持ったエンジニアと肩を並べてコードが書けるかといったら多分、無理だろう。オッサンはその未来どころか一年後が想像できない。
そう考えると「引退は来るものでありその日はきっと遠くない」と考えて、出来るだけ早く備えた方がいいと判断するのは至極普通の流れになる。
人生というプロジェクトを頓挫させるわけにはいかないのである。
ドン!
もちろん、サラリーマンであっても超大手企業や公務員でもなければ余裕があるわけではない。きっとみんな老後に備えている。
ならば、フリーエンジニアも備えておくに越したことはない。
国民年金は保険と考える
国民年金は払っても元が取れないから払わない、という掲示板の情報やSNSでの話題もあるがオッサン個人の考え方だと、発想の起点が既に違うんじゃないかと思ってたりする。
フリーエンジニアになると毎月信じられないぐらいバカ高い健康保険を払うことになるが、これが元を取れないというハナシにはならない。病気になったら健康保険を使うし、10割負担ではなく3割負担に軽減できる。
でも、年間どれぐらい病院に行くことになるかと考えた場合、払い損になってたりしないだろうか?オッサンだと年に1回の健康診断ぐらいにしか病院に行くことはないので、バカ高い健康診断のお金を払っているという解釈がなりたたないだろうか?
10割負担になったとしても健康保険料の方がはるかに高い。
それでも払う。
もし、大きな病気になった時に10割の費用を負担しきれないからだ。
そう考えると、
年金だけで老後のお金が解決されるというハナシがそもそもオカシイ。
という発想になってくる。本来必要な生活費を多少補ってくれる保険と考えれば、保険だけで全てが賄えるわけではないのでとらえ方が大きく変わってくるんじゃないかと。
じゃぁ、何をすれば備えられるんだろうかと。
貯金をした方がいいのか。
オッサンが神童と呼ばれた子供の頃は銀行の金利がかなりついた。1億円の預金があればサラリーマンの平均年収1年分ぐらいの利息がつく、といった金利は普通のことでこれ以上に手堅い投資先はないという時代があった。
銀行口座を開いてソコにお金を入れておくだけで勝手にお金が増えていく。しかもノーリスクで手間も掛からないにも関わらず運用成績は良い。
お年玉をもらって銀行口座に入れて、次の年、お年玉を銀行に入れる時に数百円の利息が付いている、そういう時代があったのである。
1980、1990年代以前を現役で過ごした世代はこの成功体験を持っているため銀行に貯金をするのが最善である、と強く信じている。
しかし、昭和どころか平成も終わり、令和の世の中である。
本当に貯金だけでしていけばいいのかというと、どうもそうではないらしい。IT技術も進化するように、老後のお金のことを進化しているっぽい。
ネット証券会社に口座を作る
正直、オッサンは投資というものに全く詳しくはないので、どこの証券会社に口座を開いて、何を買えばいいという話題については割愛する。
どうしても簡単な概要まで把握したいのであれば、武勇伝を語ってしまう芸人のYoutubeでも見ればいいんじゃないかな。他にも色々な人がYoutubeで情報を発信しているので適当に見繕ってまとめてみれば最低限の知識はつくんじゃなかろうか。多分。
ただ、フリーエンジニアとしては見逃すことができない仕組みについては書いておこうと思う。
それは、idecoという仕組みである。
この仕組みについても世の中には詳しく解説している人がいるので、やっぱり検索して調べてみればいいと思う。
この仕組みはフリーランスには優遇された仕組みになっているので、採用しない手はないと考えている。積み立てたお金が控除されるのはデカい。
なにも老後のことを考えてないよ、なんてフリーエンジニアはまずはここからはじめてもいいんじゃないかなと、オッサンは考えている。
ちなみにオッサンはideco上限まで倍プッシュ。
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