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フリーエンジニア 国民年金基金のハナシ

ずば抜けて表示されている記事があった

 オッサンの記事の統計を少し調べてみると、面白い傾向があることがわかった。以下の2つの記事がずば抜けて表示されているっぽい。

 なので、これ関係の記事をいくつか追加してみようと思う。
 少しでも学びがあるものが提供できれば。

国民年金に2階建て部分が存在する。

 前に国民年金基金の記事を少しだけ書いた。付加年金ってものが存在していてフリーランスや自営業のヒトは入っておくだけで損が全くしないような仕組みであり、やっておいた方がいいという内容。

 会社勤めで厚生年金の場合、厚生年金基金という2階建ての年金部分があるわけだが、国民年金にもこの国民年金基金というものが存在する。
 年金だけじゃなくて余分にお金を払えば年金が増えますよという仕組みなんだが、これがなかなかに面白い仕組みなのよな。

国民年金基金は口数がある。

 一番面白い仕組みは、口数という概念かもしれない。1口ではなくて何口か入ることが出来る。5口入りますとか、10口入ります、なんて不思議な仕組みを取ることが出来る。
 
 AとBという基本的なプランが存在していて、それは必ずどちらか1口入らないといけないのだが、追加で買える口数に1型~5型なんて面白い仕組みがあって、60歳から年金を貰うことができるパターンもあるのよな。

 5型とは、60歳~65歳の間に年金基金から年金を貰うことが出来る仕組みになっていたりする。若ければ若いほど積み立てられるので貰える額が増える。A型+5型(5口)なんて組み合わせもイケるのよな。
 この場合、5口分の年金が60歳~65歳までもらえて65歳からA型の年金基金が国民年金基金とは別に貰える。
 
 A型+1型(1口)+2型(1口)+3型(1口)+4型(1口)+5型(1口)なんて、面白い組み合わせもとれるらしいが、このあたりは年金基金に問い合わせてみると、いいプランを提案して貰える。

 60歳で定年して働かない、とかいう将来を考えているなら65歳で年金を貰うまでに60歳~65歳の間はこの年金基金をあてにすることができるな。もちろん、貰える額には限りがあるが多少の備えになるのは間違いない。

控除対象である。

 この国民年金基金は当然のことながら、国の仕組みであり控除対象になる。つまり、積み立てれば税金控除対象になるため課税金額が減るってワケだ。どうせ老後の費用と考えているなら手を付けないおカネになるので、自分に貯金出来るという自信がないようであれば、こっちで最初から分けて積み立てるというのはアリだと思う。
 現ナマを銀行に預けるよりも控除されるので手元に残るカネは増える。フリーランスをやっていれば、どうしても年金で払う税金の額で嫌にやってくるけれど、この手のものを小遣い程度でもやっておくと、精神衛生上とてもよいんだよな。
 お国ににおカネを渡してしまうので、手元におカネが残らない。キャッシュフローは悪化するので綱渡り状態ではやってはダメだけれど。
 老後を見据えておカネでも貯めようか、なんて考えるのであれば多少はやっててもいいんじゃねぇかなと。

デメリットもある

 この国民年金基金は、idecoと同時に入っていても2つ合わせて上限が68000円(2023年1月当時)であり、idecoをMAXまで積み立てているオッサンのような人間は加入することが出来ない。
 idecoを減らしてこっちに振り分けるなど検討する必要がある。

 投資をして増やすぜ!なんてヒトには向かない。だけれど、idecoのメニューの中にある「銀行預金」なんて項目にフルベットしているようなヒトには多分、国民年金基金の方が得をするんじゃないかなと。
 どのあたりが一番得をするかというと、受け取る時の税金だろうな。
 あとは受取り方を設計できるところになるんじゃなかろうか。

 ただ、国民年金基金も入るのには最低月額2万弱かかるので、これ以下を積み立てるというのであればidecoしかない。idecoは月額5000円ぐらい(失念)からやれるので、始めやすいという意味では確かにこっちだな。
 フリーランスで株やってないようなヒトはほとんどいないだろうからな。idecoを始めるために証券口座を作る、なんてヒトは少数派になると思われるので、ドコの証券口座がいいとかいうのは割愛しようかと思う。

 ちなみに、オッサンはidecoをMAXで積み立てているが、銀行預金に振り分けていた分を国民年金基金にしようかと思っている。オッサンは株とかあんまり詳しくないんで、積み立ててたモノをが現金化しようとしていた時に相場が下がっていて安くなる、なんてことが怖くてな。

 あとは早死にしそうだから、国民年金基金のA型+5型で口数増やした方が60歳後に安定した生活できそうだなぁとか。

 
 まぁ、あと十何年か後のことを考える前に、来月の食い扶持なんとかしろよ、という冷静な突っ込みもあるっちゃあるんだけれど、ソレを言い出したら宵越しの銭は持たない生活になりそうなので、やっぱり先を考えないとだめだなぁと。


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