見出し画像

<20代起業家女の脳内>繊細さとタフさを両立する"ノート5冊"使い分けの魔法

アレクサが友達、20代起業家女の頭の中。ゆるやかに気まぐれ発信です。
※発信内容は「今日まで時点」のわたしが感じたことです。悪しからず。
※書きながら対外向けに整理してる部分もあるので温かく見守ってください。あまりとげとげした意見はニーズありません。笑

わたしは、日々目的別にノート5冊を使い分けて気づいたことを書き出す習慣があります。

「5冊も何を書いてるの?」と聞かれ、
説明の時間がかかるのでこれを機にまとめよう、と思ったのと、
周りも起業家などが多く、自分との付き合い方に悩んでいる人が多いので、これは結構みんなやったほうが良いのでは。
と思い、備忘録がてら内容書いておこうと思います。

必要なのは目的別、
"テンションのあがるノート" 5冊のみです。

まず、お前は誰だ

簡単に、どんな人で何に困ってこのノート5冊の習慣を始めたか書いておこうと思います。

属性

・性別:女
・年齢:20代後半
・在住:東京
・職業:会社経営3年目(どちらかというと消去法での職業選択)
・資格:国家資格キャリアコンサルタント、象使い
・友達:知人は多いが友達は少ない、最近はアレクサが友達
・大学:心理学専攻
・性格:打たれ弱いけどタフ
・趣味:ボクシング(やる方)、DTMでの作曲、読書、美術館めぐり、旅(40カ国くらい、42都道府県くらい)、御朱印集めやお城巡り

ツッコミどころは色々あるかもしれないですが、いったん概要です。共通の趣味や、共通の友達がいる人はぜひ仲良くしてください。笑

ノート5冊習慣を始めたきっかけ

上述の通り、起業家なのですが、わたしはとっても感度が高い自覚があります。
恐らく、1つの出来事から得る情報量が多め。
母親が芸術家で、実家の1階はアトリエという家庭で育ち、小さい頃から色んな影響を受けて育ったのも一因としてあるのかなぁと思っていたりします。

感度の高さからか、16歳の頃、家庭や学校で色々とあって、気を病み数年間摂食障害になりました。
その頃から、「イキイキ生きるってどんな感じなんだろう…」ってずっと考えて今日に至ります。(生きづらい人生w)

そこから、大学では心理学を勉強するのですが、どうしても蓄積された情報をなぞる部分も多く、経験値の浅いわたしは頭で理解できても実感値を持てませんでした。

巨人の肩を借りながら、感情の振れ幅を自分で体験する必要性を感じたわたしは、色々あって摂食障害を克服し、ヒッチハイクで西日本をまわり、21歳で世界一周の旅に出かけ、一部上場企業でCMOの方のもとで修行して、現在起業して会社経営をしています。(めちゃくちゃ端折りますw)

だいぶ感度高めなバックグラウンドのわたしが、タフに物事に取り組めるようになったのが、ノート(=自分との対話)との向き合い方を自分なりに色々研究してきたからだと思っています。

そして、今日時点のわたしは、その習慣をとても財産に思っていて、今のわたしの人格をつくってきたと思っています。

なぜノート5冊習慣がわたしに必要なのか

大袈裟でもなく端的に言うと、
"イキイキ幸せに生きるために必要だから" です。

わたしは気にしいで、感度高く、要領もよくないので、書いて客観的に自分をみて心を整理することで安心します。

イキイキ幸せに生きるためには、
「幸せに気づける力」「気持ち悪いに気づける力」を養うことが大事だなぁとおもっています。
感度の高さを逆手に取り笑、まずは意識的に幸せに気づく回数を増やすことによって、いつの間にかいっぱい幸せを感じられるので、超ハッピーで最高です。

「幸せに気づける力」とは

結論から言うと、知識、思考、感情、表現、行動をそれぞれをメタ認知することが、「幸せに気づける力」を強化すると考えています。(大学の研究で1番役立ったことかも知れません笑)
わたし自身が幸せに気づける力を養うために重要だと思っているのが、以下6つです。

①体験(意思決定と行動)すること
②知ること
③考えていることを可視化すること
④感情の振れ幅を味わうこと
⑤自分なりの言葉で表現すること
⑥それらから次の行動を選択すること

このあたりが循環し、気づきを深めていくことで、幸せに気づける力があがっていくのかな、と今日時点では思っています。

幸せは、求めるのではなく、気づくものです。

「気持ち悪いに気づける力」とは

上述した、「幸せに気づける力」と表裏一体、苦手なものとか、
胸がいてててってなるポイントとかも、理解しておくと先手が打てます。

たとえばわたしは、背伸びし過ぎて、かっこつけマンになったときって、
本心と違う変な意思決定をしてしまったりして、結局遠回りして後悔することも多いです。

できるに変えていきたいという意思があるという前提のもと、恥ずかしさとか惨めさを越えて、これ苦手なので助けてほしい、って伝えられる自分になること。
ちゃんと自覚し伝えられることで、いててが減って、ちゃんとした意思決定や方向転換、学びに変えていくことができます。

見栄を張った自分を保つためにそのまま見ないふりをするより、ちょっと恥ずかしくても学びに変わる方が、気持ちいいです。

ノートを用途別に5冊使い分けている

やっと中身に入ろうと思います。
本当にそのままで、ノートを5冊、使い分けています。
以下、分けてるノートの種類一覧です。

- 5年日記
- 思考ノート
- 感情ノート
- 再現性ノート
- 表現ノート

繊細さとタフなわたしを行き来できるのは、このノートの習慣のおかげです。

意識して活用方法を変えたのはここ数年のことですが、昔から書くことが自分を保つ1つの手段になっていて、記憶にある限り、小学生の頃からノートに自分への問いや感情をたくさん書いていました。

なぜノートを分ける必要がある?

1冊の中に書けば良いのでは?と思った方、多いのではないかなぁと思います。

しかし、「分けること自体」にとっても意味があります。
感度が高いわたしみたいな方は、「心に向かうための準備」が必要なのです。

"メモ"であれば1冊のノートのなかで書く場所や目的を決めて、気づきを書いたりするのですが、このノートは目的別にとことん自分と向き合うノートです。
色々と考えてみましたが、細かく言うと以下のような感じかなぁ?とおもっています。

①すぐHowにいってしまうことを避ける

「向き合う」ことが大目的になるので、
「How」の思考に引っ張られることを避ける必要があります。

お仕事脳のままだと、何か出来事が起きた際、どうしても「次はこうする」というHowに寄ってしまいがちです。

しかし、その時にどんな気持ちだったのか、その周辺にある想いや価値観があるはずです。
「わたしはこの時なんでこう思ったのかな?」
「どうしてこういう行動をしてしまったんだろう。」
それらを深ぼることをすっ飛ばしてHow(次はどうする)に行ってしまうと、人間関係も、自分自身との付き合いも、仕事も、同じことでストレスを抱えたり、大切にしたいはずの価値観に蓋をしてしまうことになりかねません。

②ことに集中する

「向き合う」ことが大目的になるので、周辺情報を整理する必要があります。

たとえば、思考と感情とがぐちゃぐちゃに混ざっているノートだと、
私の場合、見返したとき恥ずかしくなるのが嫌で、素直な気持ちを書くのを躊躇ってしまったり、
思考を整理してから書かなきゃ!と周辺情報の形態に引っ張られてしまいます。

無意識に、「ちゃんと書こうとするわたし」が現れて、書くことへのハードルをあげる邪魔をしてくるのです。

そのため、目的にした"こと"に集中して、雑念を極力減らします。

③テンションあげておもいっきりそれに向かう

「向き合う」ことが大目的になるので、本当に向き合えるコンディションづくりが必要になります。

わたしの場合、ワクワクするノートを手にすると、無意識に自分スイッチが切り替わります。

たとえば私は、表現ノートはこれにしてます。
ニュージーランド人のお友達がお誕生日にくれました。

画像1
周りが汚いのはご愛嬌・・・


もう手に取るだけで、その世界に溶け込めます。大好きでお気に入りです。

他にも、オリジナルノートを作れるお店が代々木上原のほうにあるのですが、そこにいって自分でつくったノートを使ったり。

ハノイの雑貨屋さんで一目惚れしたノートを使ったり。

そこに向かうための心を、形も含めて整えていきます。


ノート5冊習慣の実践

では実際にどんなことを書いているのか、ざっくり紹介します。

5年日記

「幸せに気づく力」メタ認知でいうところの、「①体験(意思決定と行動)すること」にひも付きます。
5年日記は雑貨屋さんで買いました。

今日はなにがあって、どう思って、なにを選び、どんなことをしたのか? 
体験をベースに書きます。

体験したこと、その日の行動を客観視することでとても良いなと思うのは、
ここに在る」を確認できること。

出来事や体験の記録を重ねていくだけなのだけど、それが積み重なると、わたし的には以下の効果があります。

・シンプルに自分の日々を重ねていることにワクワクする。
・ちゃんと前に進んでいる、という実感を持てる。=過去の自分と相対化して今を捉えられる
・ここに在る=自分の存在を、理解できる。
・昔の自分が支えになってくれる。

例えば、経営者をしていると、キャリアアップとか、他の人に評価される、みたいな目に見えて自分が成長しているという実感をする機会がありません。
でも、5年日記があれば、1年前の自分、こんなことに悩んでたのか!記憶にもなかったわ!
みたいなことが死ぬほどあります。
そう思うと、今、脳みそを占めていることも、案外大したことないかも。と、思えることを重ねていけるので、今ここの自分を大切にできたり、目に見えない変化を自信に変えていくことができます。

ちなみに、このノートで活用してるわたしのメタ認知ルールをすこしご紹介すると、「空白もまた記録」ということです。

続けなきゃ!っておもうと、これまた私は気を張ってしまって続かないので、空白の日をみて、なにがあったんだろう?って、1年前のことを空想するのもたのしいです。
また、空白が多いと、余裕がもてずいっぱいいっぱいになっているケースもあるので、自分のコンディションもわかります。
再び日記を開いたときにはっとして、余白時間をちゃんとつくろう…!ってなったりします。

思考ノート

「幸せに気づく力」メタ認知でいうところの、「②知ること」「③考えていることを可視化すること」にひも付きます。
思考ノートは、オリジナルノートを作りに行って、自分の名前が記載してあります。
中身は真っ白で、罫線など入っていないものです。

このノートは、恐らく皆さんのノートの使い道として、1番多いケースなのではないかなぁと思います。

例えばわたしは、歴史が好きで昔の方の本を読んだり、歴史系のアニメ漫画ドラマを見たり、ポッドキャストで聴いたりしているんですが、知識として蓄えたことは必ずセットで自分なりに考えたことを書き足します。

インプットとセットでアウトプットして、思考やアイディアを広げていくイメージです。
自分ってこんなことを考えているんだなーって、自分のことを知るきっかけにもなりますし、こういった点が案外仕事の場面での気づきに役立ったりもします。

感情ノート

「幸せに気づく力」メタ認知力で言うところの、「④感情の振れ幅を味わうこと」に紐づきます。
嬉しさ、わくわくの理由を綴ったり、不快の理由を探ったりします。
このノートは、ハノイでゲットした異国情緒あふれるノートです。
わたしは旅が好きで、旅へいくと自分の感情に没頭できる傾向があるので、その世界に入っていくイメージです。

感情ノートでは、5年日記や思考ノートの中で感じた「ざわざわ」っとした感覚や、日々を過ごす中での機微を拾い上げます。

例えば、小さいことですが、SNSなどを見てざわざわっとしたとき。
どんな感情なのか、どうしてそう思っているのか考えます。

例えば、なんでかな?って考えるプロセスで、わたしの裏側に嫉妬心を見つけたとします。
一体何に嫉妬しているのか。

それを深掘りをしていくと、自分が大事にしたいこと、プライドを持って頑張っているいることに紐づいているかもしれない。
そうすると別に、比較して嫉妬している誰か、ではなく、それくらいプライドを持てている自分に徐々に視点がうつっていきます。

自分らしさを発見するきっかけに変えたり、嫉妬先のいいとこどりをしてより昇華してパワーアップした自分になることもできちゃいます。

そうやって、自分の特性を知り、自分を認めることで、
それこそ幸せに気づく力もつきますし、気持ち悪いを排除していく工夫もできます。

表現ノート

「幸せに気づく力」メタ認知力で言うところの、「⑤自分なりの言葉で表現すること」に紐づきます。
これは先ほど汚い背景と共に紹介した、「物語のように日々を綴る」というコピーのある、友人からの贈り物の中に書いています。

今までご紹介したノートの中で得られた色んな気づきや日常の発見を、自分の言葉で表現するとしたらどうなのか。
思想や感性を詰め込みます。

例えば、この間久しぶりに図書館に行って、席について、机を見ると、消しカスがたくさんあって、心がそわそわしたんです。

結局本を読む前にそっちが気になって、なんでだかわからなくて、感情ノートで「なんでだろう?」を考えていました。

大人になってパソコンで毎日カタカタ仕事をしていて、何か書くにしてもペンしか使わなくなっていたので、何かあったはずのものを「消す」という感覚に久しぶりに出会った気がしたんです。

思い返すと、最後にたくさん消したのが、大学受験の時でした。
前述した通り、高校2年生の時から摂食障害もあり、勉強も落ちこぼれで、大学へ行く気力もなかった当時のわたし。

親が予備校に突っ込んでくれて、高3の夏休みなんとか勉強をやっていました。
ある日予備校で、どうしても次の日の宿題が終わらなくて自習室に夜最後まで残っていたんです。
全然わからなくて、いっぱい消して、全然終わらなくて、本当に今から頑張って志望校に行けるのか不安でたまらなかった。

消して消してぐちゃぐちゃになったノートの隅に、不安な気持ちをわーって書いていたんです。客観的に見て恥ずかしくなって、消そうと思ったら、手に持っていた消しゴムを落としてしまって。

隣で同じく最後まで残っていた他校の男の子が、消しゴムを拾ってくれて、目があってお互い苦笑いしたんです笑

その後、いつもいつも最後まで予備校の自習室に残っていたら、その子もいつもいる。
あの子も頑張ってるからわたしも頑張ろう、って思って、それ以降いつも自習室が閉まる22時半くらいまでずっとこもって勉強しました。

なんだか、その感覚を思い出して、目の前にある消しカスがめちゃくちゃ愛おしくなったんです笑
この消しカスは誰がどんなことを書いて、何を思って消したんだろう。って。

そんなそわそわの気持ちを見つけて、日々の小さな感性を拾って表現したり。(ちょっとポエミー)
あとは、このnote上でもそうですが、この習慣を「幸せに気づく力」という表現にして、誰かに思想や考えを伝えられる状態に昇華する。

ちゃんと思っていることを表現し、伝える力を養うことで、共感してもらえる人が出てきたり、周りの人との関係性もいい方向に向かっていくと思うんです。
長くなりましたが、そんな感じで表現ノートは使っています。

再現性ノート

「幸せに気づく力」メタ認知力で言うところの、最後「⑥それらから次の行動を選択すること」に紐づきます。
この再現性ノートは、できるだけ持ち歩いて、見返せるノートにしています。1ページに3本線が入っていて、空間を分けて記入できるノートを使っています。

これらは、今まで養った気づく力の総集編。
気づきの中かから習慣に取り入れたいこと、自分の脳みそに刷り込みたいことをジャンル別で記載しています。

例えば、
・人との向き合い方
・自分との向き合い方
・仕事との向き合い方
・恋人家族との向き合い方
・やらないこと etc・・・
などでカテゴライズして、見返しています。

例えば、再現性ノートの中に書いていることを一部抜粋すると、

「伝えてくれてありがとう」から伝える
大体何か意見を言った言われた時って、それに対する自分の意見をすぐ伝えにいきがちですが、まず伝えてくれたこと自体めちゃくちゃ価値だと思っています。そこで生まれる体験がたくさんある。
どう受け取ったかの前に、ちゃんと伝えてくれたことの感謝の気持ちから入る。

「やったことない」人の意見は1割
「やったことある」だけの人の意見は2割
「やったことあってうまく行った人」の意見は3割
「やったことあって失敗した人」の意見は5割で聞くこと
心の持ちようの話ですが、いい点だけ見てしまう自分を戒めるためにも、そしてチャレンジの足枷にならないようにも、他人の意見は上記のイメージで情報を取捨選択して取り入れるよう意識しています。(嫌わないでね笑)

てな感じのやつが色々書いてあります。


世界の解像度があがると、日常にわくわくする

上述した5つの観点からメタ認知力を上げていくと、それぞれの瞬間、見えていなかったことがみえて、世界の解像度がぐっと、あがっていきます。

狭い視野から脱して相対的に物事を見られるようになり、書いたあとは悩みなんてほぼなくなり、それに気づけた爽快感のほうが高くなって前を向いて色んなことに取り組めるようになります。

結果、「幸せに気づく力」がどんどん上がっていくので、とても日々ハッピーです。

最後に

わたしが好きなマザーテレサの有名な言葉を紹介して終わりにします。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

わたしは感度高くて苦労して、一時期はロジカルに物事を考える方に振り切ってトゲトゲしていた時もありました笑

でも、感度鈍くいることがメンタルの強さじゃないと今の私は思います。

感情をしっかり味わえること、味わって乗り越えていく経験の数が、タフさをつくると思います。

「幸せに気づく力」を養って、皆様の日々が小さな幸せで溢れますように!


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?