【株式会社シェアスタック高田社長の語る、理想と経営】
初の企業インタビューに挑戦!
みなさん初めまして!knowthプロジェクトメンバー22期、ラナです。
人材確保支援プロジェクト「knowth」は、私たち現役大学生が「納得のいく就活をしたい!」という思いから、学生と企業をつなぐ目的で発足しました。“採用マーケティング”という経営学の観点から人材確保問題の解決に繋がる活動を目指しています。
今回は北海道の中小企業『株式会社シェアスタック』へインタビューに伺いました。髙田社長が思い描く「理想の会社・理想の経営者」とはいったい何なのか?シェアスタックで働く魅力についてご紹介します。(以下敬称略)
取材では、企業の雰囲気を表すようなエピソードが盛り沢山でした。是非、最後まで読んでいただけると嬉しいです︎^ ^
【事業からみるシェアスタック】
「作って終わり」ではない—シェアスタックの真価
まずはじめに、Web制作・ マーケティング事業。これがシェアスタックのメイン事業です。一般的には、企業の Web サイトを構築し、デザイン業務終了後、納品を行います。
一般的なWebサイト会社はここで終わりますが、
ここで終わらないのがシェアスタックの強みなのです。
ビジネスを行う上で、ここが他とは違います!私たちの強みです!と言えるものがあるのはかっこいいですよね!!
シェアスタックでは、納品したWeb サイト、EC サイトがさらに会社の利益に貢献するためにはどうすればいいか「売り方」を分析し、支援するところまで行います。
素晴らしい事業や技術を持っているにも関わらず、埋もれてしまう企業は世の中に山ほどあるそうです。それを「売り方」で工夫して実際にお客さんに見つけてもらわないといけない。そういった意味で社会的な価値のある事業だと髙田祐匡社長は考えているそうです。
私もはじめは馴染みのない事業なのかなと思いましたが、内容を知り、自分がお客さん側になった時のことを考えてみると、私たちの身近なところに関わっており、その重要性がよく感じられました!
ここでの「売り方」とは、SEO対策(検索エンジンで上位表示させること)やMEO対策(マップ上で上位表示させること)を行い、サイトへの流入を増やす戦略のことを指します。
「作ってはい終わり」ではなく、「ここから始めていきましょう」
この姿勢が、数々のお客様の心を射止めているんですね!
また、ウェブにまつわる事業(Web 広告、 Google広告、 SNS 広告、 SNS の運用代行)も包括的に行っています。
多角的展開で差別化—ユニークなビジネス戦略
シェアスタックは、他にも様々な事業を行っています。
10 年前から M & A で札幌のモデル事務所「Jeepers」を経営。この事務所は、道内企業の TVCM 案件が非常に多い事務所で、さらに北海道で一番キッズモデルが多いことが特徴です。Web制作において、モデルが必要になる場合は外部に依頼する必要がなく社内で完結できること、そこよりもWEB制作・マーケティング会社だからこそ、ホームページを活用してモデル案件を獲得できるところが一番の強みです!もちろん、他のWeb制作会社からモデルのアテンドを依頼されることもあるとか。
取材前にHPを拝見した際、Web制作とモデル事務所に何のつながりがあるのだろうかと疑問に思いましたが、お話を聞くと全てが納得の嵐。このようなモデル事務所を有する会社は他に例がなく、シェアスタックが他社との差別化を図るための最大の武器になっています。
私のような学生が疑問に思ったことにも必ず答えがあり、実際に事業をやると必要なものであったり、必要なビジネスが見えてきた結果なのだなと思いました!
そして今から 2 年前、新たに水産卸売事業を展開。北海道内の各漁協、漁師の方などと契約をし、良質な道内産の水産物を道内・道外の量販店、スーパーマーケット、宿泊業、ホテル業、飲食業に卸売りをする事業を行っています。
【社長からみるシェアスタック】
尊敬していた社長との別れがもたらした信念—髙田社長の理想とは
初めてのインタビューでガチガチに緊張していた私を爽やかな笑顔で迎え入れてくださった高田社長。冗談を言って場を和ませてくれる陽気な一面もあれば、私たち大学生の取材に真剣に向き合ってくれる真摯な一面もあり、とても安心してお話をすることができました。
取材が進むにつれて、そんな髙田社長が思い描く「理想の会社・理想の経営者」を見ることができました。
何かを行動する時には「目的」や「目標」を持つことが大切ですよね。
高田社長の「理想」に対する行動やプロセスをインタビューでお聞きして、一緒に働きながらその理想を目指したくなりました。
髙田社長は、大学在学中に経営に興味を持ち始めます。きっかけは当時、学生時代に知り合った経営者である友人のお父様の突然の死。原因は、そのお父様が経営する会社の倒産でした。
それ以降「経営とは何だろう」「何故父はここまで追い詰められなければならなかったのか。」
___友人のお父様のような経営者を作りたくない。
という気持ちが20年以上経った今でもなお髙田社長を鼓舞しているのです。
「太陽」ではなく「月」のように—シェアスタックが目指す企業の姿
大学在学中に国家資格である中小企業診断士の一次試験に合格。その後、経営者の近くで働きたいという思いから、経営コンサル会社に就職して経営についてのノウハウを学ばれました。
「経営には原理原則があり、延びる会社には伸びる理由が、潰れる会社には潰れる理由があります。」
そう語る髙田社長。
多くの人が、「より良い人間になりたい」(抽象的な表現ではありますが)と思いながら人生を送っていると思います。ただ、高田社長もそうであるように人間性は一日にして培われるものではなく、長い時間をかけて沢山の人と出会い、その人自身が学ぶ姿勢が必要だと感じました。
高田社長も数々の社長から知識を吸収し、現在の人間性を形成されたのですね。
そして、この会社の在職中に転機が訪れます。
「2006年ごろですかね。山手線乗車中に、手のひらサイズのデバイスを持つ人がちらほらいることに気が付いたんです。その人数が毎週、毎月急激に増えていって、気づけば僕自身もその「デバイス」を買っていたんです。(笑)」
当時、Apple社が販売したiPhoneが、世の中のスタンダードを大きく変えた状況を目の当たりにし衝撃を感じたそうです。そこで、
「Web サイトをしっかりと持つ企業は勝つ、今事業をやるならIT・Webだ。」
と感じ、2009年「株式会社 シェアスタック」を設立。
当たり前のことを、当たり前に。
“確実に”お相手の信頼を“積み重ねる”。
これがシェアスタック(SURESTACK)という社名に込められました。
そしてロゴは、時代の変化に対応できず苦しんでいる中小企業にとって、「闇夜に輝く一つの月」のような存在になりたいという思いからできました。
自身の信念と時代の流れを見極めながら行動をし続けた結果、髙田社長と一緒に仕事をしたいと思う社員たちが集まり、今につながっていると感じました。人生に悔いがない、かっこいい生き方をされていて素敵です!
【社員からみるシェアスタック】
感謝が最大の報酬—平賀陵一さんが語る採用活動の裏側
今回、入社2年目マーケティングディレクターの平賀陵一さんにもインタビューにご協力いただきました。
平賀さんが、実際にあるクライアント企業の採用活動を成功に導いた経験をお聞きしました。
その企業は、昨年まで他社に多額の費用を投入し、採用に力を入れていましたが、残念ながら目標とする職種の採用が1人も進まない状況が続いていたそうです。しかし、今年になってシェアスタックがその採用活動を引き受け、平賀さんが担当することになりました。
打ち合わせを繰り返し、その企業に合った採用戦略を導入した結果、わずか1ヶ月でインスタグラム経由から最初の応募者から問い合わせが。すぐに企業の社長から「インスタから来たよ!」と興奮した声で電話がかかってきました。これが平賀さんにとって大きなやりがいを感じた瞬間だったそうです。昨年ゼロだった採用数は今年7人にまで増加し、企業の社長や採用担当者から感謝の言葉を直接もらえるようになりました。
「大きな受注よりも、『ありがとう』という言葉にやりがいを感じる」
特に就職活動中の学生に向けて、to B(法人向け)ビジネスでも顧客から感謝される場面があると強調しています。to C(個人向け)と異なり、to Bでは顧客との関係が深くなり、長期にわたる信頼関係を築くことが重要だと平賀さんは考えているそうです。
【私からみるシェアスタック】
「私がこの会社で働くとしたら、決めてはなんだろうか。」
そう考えながらお話を聞く中で、二つの「好き」を発見しました。
一つ目は、経験豊富な方と共に働くことができること。
現在、シェアスタックの社員はほとんどが中途採用で、多方面で知識が豊富な方が集まっているそうです。
そのため、シェアスタックに注文が入った際は外注の必要がなく、費用も抑えられるそうです。また、それぞれが持ち合わせている知識を共有することで互いに能力を高め合っているといいます。
私のような上昇志向が強い人にとって、このような得るものが多い環境はすごくワクワクします!
二つ目は、社長が率先して雰囲気作りをしていること。
日々の様子でいうと、17:00になると「はい!みんな帰るよー。」と社長から声をかけるのがお決まりで、そのあとは社員のみなさんで飲みに行ったり、仕事外でもよい関係を築いているのだそう。社長が遠い存在ではなく、冗談を言い合える身近な存在であることが取材から感じられました。
社名に込められた”確実に”信頼を積み重ねる”。
これがお客様に対してだけではなく、社員に対しても向けられた言葉なのかなと感じ、それがよく表れた会社や社長の雰囲気でした。
(取材・文:ラナ、まい)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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【ご紹介】人材確保支援プロジェクト「knowth」について
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