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アドバイザーの皆さまと一緒に歩む!Manageboardアドバイザープラン、始まります

■ 自己紹介

こんにちは!
株式会社ナレッジラボ、Manageboard事業部のカスタマ―リレーション推進室の室長高木です!

カスタマーリレーション推進室は主にこのような業務をしています。

■ Manageboardのお問合せ対応(チャット・メール)
■ Manageboardのオンラインマニュアル作成
■ プレスリリース等の作成、取材対応
■ 自社主催セミナーの運営
■ SNSの運用
■ ユーザー事例やホワイトペーパーの作成
■ ミッション・ビジョン・バリューの作成、浸透
■ 社内コミュニケーション施策の企画、推進

以前noteでアップした自己紹介はこちらです

本当に幅広く業務を行っています。
「社内外のリレーション作りで、他の事業部がやっていない業務の全て」を管轄しているイメージです。

また、同時に私は税理士でもあります。
最初は会計事務所に就職。その後上場企業のメーカー2社で原価計算や予算管理などいわゆる管理会計畑を歩んできました。
現在は税理士法人ナレッジラボの代表でもあります。
まだまだ若輩者なのですが、会計業界という軸でここまで来ました。

■ クラウドの浸透

私がお伝えすると完全に手前味噌になってしまうのですが、ここ数年はクラウド会計の波が大きく来ています。
税理士法人ナレッジラボでは2016年よりクラウド会計を導入し、ほぼすべての顧問先様の会計ソフトをオンプレミスからクラウドに変更しました。

ここでクラウド会計のシェアを見てみます。

出典:株式会社MM総研 クラウド会計ソフトの利用状況調査(2021年4月末) 

株式会社MM総研の調査によれば、個人事業主のクラウド会計ソフト利用率は2021年4月末時点で26.3%とのことです。
1年前の同調査から5ポイント増加しています。
あくまで個人事業主のお話ですが、クラウド会計がリリースされてから10年経っていない状態でここまでシェアが伸びています。
かなり早いペースで浸透しているといえます。

■ 会計事務所業務はどのように変わるか

クラウド会計がリリースされてから、会計事務所の業務はどのように変わったでしょうか。

もちろん、クラウド会計は使わない、業務フローも一切変えていないところもあると思います。
一方で、クラウドを切り口に、会計ソフトへの入力方法はもちろん、集客方法、所内の業務フロー、さらには会計事務所スタッフに求める人材像までも大きく変えた事務所もあるようです。

クラウド会計は預金やカード明細の自動取得、自動仕訳機能を活用するだけでも一定の効率化は図れます。

ただ、単純に既存の会計ソフトをクラウド会計を変更するだけでは、その効果を十分に享受できません。
クラウド会計がその真価を発揮するには、顧問先様の会計ソフト以外の業務もセットで見直す必要があります。
すでに請求書発行や給与・勤怠、経費精算等はクラウド会計と連携することでかなり効率化が図れる状況になっています。また、仕入先から受け取った請求書についても、その請求書をデータ化し、仕訳と振込データを作成するサービスも、すでに複数存在しています
すでに一部の会計事務所においては、このようなツールを活用し、顧問先様の業務設計に踏み込んだコンサルティングを推進されているケースもあるようです。

仕訳入力後の試算表チェックについても、今後はさらなる効率化がなされると思われます。
預金残の一致、役員報酬や家賃など毎月一定であろう科目の金額チェック、クレカ未払金の残チェック、約定弁済の借入金残チェック、消費税区分のチェックなど、データ上で一定水準までの試算表チェックは自動化されるのではないでしょうか。

早期に正確な試算表を作成することができる土壌は、近年急速に整いつつあります。

弊社のように小さな会社であっても、クラウド会計をはじめ、クラウド経費や勤怠、請求書などを活用し、月初5営業日前後には前月の試算表を完成させることができています。
試算表をタイムリーに出力できる時代はすでに来ています。

では、会計事務所にとって、次にどのような波が来るか。
高付加価値な業務が今まで以上に注目を浴びるようになると思われます。

■ 高付加価値業務とはいったい何なのか

高付加価値業務とは、何を指すのでしょうか。

実は、中小企業の経営者の約70%が経営相談の相手として、顧問税理士・会計士をあげています。

出典:中小企業庁委託「中小企業の経営者の事業判断に関する実態調査」(2011年12月、(株)野村総合研究所)

高付加価値業務とは「お客さまと伴走し経営について価値のあるアドバイスをすること」と言っていいのではないでしょうか。

会計事務所業界で「高付加価値な業務をすべき」という考えは、数十年前からあり、ずっと重要であると言われ続けています。
ただ、自信をもってやりきれているという事務所は多くはなかったのではないでしょうか。

私自身も肌で感じていたのですが、試算表、決算書、申告書作成などの業務負担が重く、さらに一歩進んだ業務にまで手が回らないのが正直なところでした。
ずっとやりたいとは思っていたものの、時間が足りず、ずっとはがゆい思いをしていました。

ただ、クラウド会計含め様々なITツールの登場で、この状況が少しずつ変わりつつあります。

■ そもそも顧問先様に予算策定のニーズはあるか

ここで予算策定について考えてみます。

出典:(株)野村総合研究所「中⼩企業の経営課題と公的⽀援ニーズに関するアンケート」

上記調査によれば、経営計画又は事業計画を策定している事業は、小規模事業者が47.5%、中規模企業は69.6%です。

計画を作成している事業者の割合は、意外に多いと言えるのではないでしょうか。
これは私の肌感とも一致しています。
実はManageboardを直接ご契約頂く方のうち、小規模事業者の方が多くいらっしゃいます。

インターネットの発達に伴い事業者自身が多くの情報を入手できるようになり、計画策定の重要性に気付く方が増加していると思われます。
特に起業する若い年齢の方々は、将来の計画に対して意識が向いているケースが増えているのではないでしょうか。

また、計画策定が必要と感じていない事業者に対しては、そもそも予算管理の重要性をご理解いただくアプローチが必要になると思われます。
事業者の状況にあわせ、適切なタイミングで将来見通しの重要性をお伝えすることは、会計事務所にしかできないのではないでしょうか。

■ 会計事務所こそが中小企業と予算策定で伴走できる存在

私の感覚ですが、顧問先様に対し、予算を策定しましょう!と伝えても後ろ向きな回答がかえってくるケースが一定数あります。
顧問先様の中には、「予算を作っても絵に書いた餅になる」と考えてしまっている方もいらっしゃいます。
この辺りは予算の使い方を誤解されているようですので、正しくお伝えする必要があると痛感します。

予算作成をすることは、予算と実績を当てにいくことが目的ではなく、予算の検討を通じて、ネクストアクションを整理できることに価値があります。
さらに、予算と実績の差額が出たときに、「原因は何か」「改善していくためには何をすべきか」を考える。
顧問先様からすると一歩進んだ提案を求めています。

これらの深い議論と提案は、財務データを把握し、事業に深い理解がある会計事務所にしかできません。

■ 会計事務所の人員は今後減っていく可能性

このように中小企業の予算策定のニーズは高く、会計事務所に期待されている状況であると言えます。

次に会計事務所業界の人員の推移に目を向けてみましょう

出典:国税庁 税理士制度 税理士登録者数

ざっくりですが、税理士登録者数は過去3年では約600~700名ずつ純増を続けています。

ただ、税理士試験の受験者数はここ数年大きく減少しています。

また今後は税理士の高齢化が進み、所長先生の引退や廃業が増加すると思われます。

出典:日本税理士会連合会 データで見る税理士のリアル。 

これらを鑑みると、税理士登録者数は今後どこかのタイミングで純減に転じるのではないかと思われます。

その結果、予算策定に関するニーズはあるものの、対応できる人員は今後減る可能性が考えられます。

■ 会計事務所が大きく飛躍する時代が来ている

ニーズはあるが、プレイヤーの減少が見込まれる業界。
このような状況は、一般的には大きなチャンスと言えるのではないでしょうか。

会計事務所にはまだまだできることがたくさんあります。
私も税理士として、当事者として、まだまだできることがあると日々感じています。
日本の生産性をあげていくのは中小企業。
その支援ができるのは会計事務所以外にありえません。

■ 会計事務所の皆さんと共に歩むために、アドバイザープランを作りました

ナレッジラボのミッションは「日本中の中小企業の経営インフラを変えていく」。
ナレッジラボは、Manageboardをリリースした3年前から会計事務所の皆さまと一緒に歩んできました。

会計事務所の皆さまは、日々中小企業と伴走し、一緒に未来を考え全力でサポートされています。
そんな会計事務所の方々を我々は今までと同様、全力でサポートしたいと考えています。

このたび、Manageboard2.0のアドバイザープランをリリースしました。
これは、主に会計事務所の皆さまにご利用頂くためのプランです。

Manageboard2.0では、従来バージョンよりもパワーアップしています。
大きくは2点です
・操作スピードアップ
・機能アップ

操作スピードに関し、従来のManageboardではその遅さについてご意見を頂くことが頻繁にありました。
「お客さまと画面共有しながら予算作成するときにこのスピードは辛い。」と、とてもご迷惑をおかけしていました。
Manageboard2.0では、操作性が圧倒的に向上しています。
これは触れていただければ、すぐに実感できるレベルです。

機能についてはたくさんありますが、ご要望の多かった複数の勘定科目のグルーピングや、レポートのカスタマイズについて対応しています。
今後も、さらなる新機能開発を予定しています。

■ 最後に

Manageboardはクラウドツールです。皆さまのご意見をもとにこれからどんどん進化していきます。
ぜひ一度触れて頂けますと幸いです!

アドバイザープランはこちらからお試し頂けます。









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