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【経営支援メンバーインタビュー】第1弾 ~ 大道さん ~

経営支援チームのメンバーにこれまでのキャリアと今の仕事をインタビューするシリーズの第1弾です!今回は経営支援チームのマネージャー大道さんにお話を伺いました!

▲大道さん

-よろしくお願いいたします!最初はどちらにお勤めになられましたか?

大道さん:最初は京都にある個人の会計事務所に税務スタッフとして就職しました。

-京都の事務所さんなんですね。その事務所に就職された経緯を教えてください。

大道さん:税理士試験が8月に終わって、解放感からお盆まで就職活動はせずにゆっくりしており、少し遅めのスタートでした。税理士試験の勉強でTACに通っており、TACの就職掲示板の求人で見つけたのがきっかけでした。

-TACに紙で貼り出されていた求人票ですよね?

大道さん:そうです!今も同じ仕組みかわかりませんが、当時はA4の紙で求人票が貼りだされてました。

-就職されてお仕事はどのような感じでしたか?

大道さん:お客様には中小企業や個人事業主がいらして、会計業務、税務申告、そのほか年末調整など一般的な会計事務所業務を行っていました。これに付随して一部労務業務のサポートも行っていました。

-中でも印象に残っている仕事はありますか?

大道さん:不服申し立ての手続きを行ったことが印象に残っています。所長が窓口で、私は国税不服審判所に提出する文書の作成やレビューを行いました。不服申し立ての手続きはなかなかできない経験なので、大変勉強になりました。当時、26歳くらいだったと思います。
※不服申し立てとは、税務署長等が行った課税処分等に不服があるときに、その処分に不服のある人がその処分の取消しや変更を求める手続きです。

-不服申し立て手続きは実務でもあまり見ることはないですね!20代の経験としてすごく貴重だと思います。次に税理士法人に転職されたとうかがいました。

大道さん:はい。もともと私は税理士として独立したいという想いがありました。そして若くして独立するためには、圧倒的な知識量や同年代に負けない経験が必要になると考えていました。そのような状況の中、当時TACの相続税の先生がトーマツに就職されており、その先生から色々とお話を聞く中で、税理士法人トーマツ(現:デロイト トーマツ税理士法人)に転職しました。

-そこでのお仕事はどのような内容でしたか?

大道さん:トーマツは大きい組織ですので、中堅から上場企業まで幅広いお客様がいらっしゃいました。業務としては、国内税務のほかに、海外子会社などにサポートをする国外税務がありました。当時、トーマツは国内税務又は国際税務のどちらかを選ぶキャリア選択ができたのですが、私は国内税務を中心に幅広いサポートが出来るようになりたいと考えていたので、国内税務を選択しました。また、事業承継についても興味があったのですが、キャリアの後半で社内の事業承継チームの立ち上げメンバーとなり、貴重な経験を積むことができました。

-当時の仕事で印象に残っているものはありますか?

大道さん:2つあります。1つは金融機関の方向けの勉強会を行ったことです。勉強会に参加される方のメリットは何かを深く考え、勉強会に反映しました。自分の専門分野を言語化して、かつ初めて聞く方々に対してわかりやすく伝える必要があり、いろいろと工夫した点が非常に勉強になりました。

2つ目は、共著になるのですが「事業承継をめぐる 非上場株式の評価と相続対策」という書籍を執筆したことです。出版社さんから執筆の依頼を頂いて、チームで執筆しました。ちょうどグループ法人税制ができたタイミングなので、今から14年ほど前のお話です。

-書籍執筆もされていたのはすごいですね。そのあとにナレッジラボにジョインされる流れでしょうか。

大道さん:トーマツを2014年9月に退職したのですが、その後2014年10月に個人事務所を開業しました。トーマツでは税務をメインの仕事だったので、財務や経営のコンサルティングについての知見が少なく、その分野を強化するために中小企業診断士の勉強をしていました。ちょうどそのタイミングで名刺アプリを使っており、そのアプリを通じて株式会社ナレッジラボ代表の国見さんとつながりました。ナレッジラボは当時、再生支援業務をメイン業務としており、その中の事業DDや財務DDが自分の成長につながると考え、ナレッジラボにジョインさせていただくこととなりました。

-個人事務所からナレッジラボというチームで業務を行うことになるので、大きな転換ですね。

大道さん:そうですね。個人でやろうとしていたところからチームプレイへの転換は大きな変化でしたが、チームで仕事をすることで、1+1が4になるような、レバレッジを効かせた面白い取り組みができるのではと思いました。国見さんとお話をする中で、その想いが非常に強くなり、ジョインすることを決めました。

-ナレッジラボにジョイン後、今までされてきた業務を教えて頂けますか?

大道さん:はい。税理士法人として税務業務を行いつつ、再生支援業務、ITツールの導入支援、Manageboradのローンチ後は会計事務所様向けの営業推進、ほかコーポレート業務の立て直しなどを行ってきました。

-税務業務と並行しつつ、かなり幅広い業務をされてきたのですね。ちなみにこれまで大変だったのはどういったお仕事ですか?

大道さん:数年前のお話ですが、バックオフィス業務と事業再生の仕事ですね。今はバックオフィスはかなりきっちりした体制ですが、数年前は人的リソースの関係で基盤が弱い時期がありました。私は試算表作成や決算作成もできるので、必要な情報を集め状況を整理し、メンバーのサポートもいただきつつ決算を乗り越えることができました。また、事業再生については、それまで行っていた業務を縮小していく経験をしました。事業を縮小することは、業務提供、人繰り、お客様含めた関係者との調整などいろいろなバランスを取りつつ進める必要があり、精神的にも体力的にも負荷がかかる経験でした。

-事業を推進すること以上に、事業を畳むことは大変だとよく言われますよね。

大道さん:そうですね。大変でしたが、私にとって非常に貴重な経験でした。結果的にですが、こういった経験からイレギュラーな状況に対する耐性はとても高くなったと思います。

-そういった経験をされている方は少ないでしょうし、その意味でも貴重なご経験ですね。これまでの経験を踏まえて、今のお仕事で大事にされていることはありますか。

大道さん:まず社外との関係でいいますと、お客様との期待値調整は非常に大事だと思います。設定した期待値を下回るとお客様からのクレームにつながりますし、一方で期待値を大きく超えすぎようとするとチームメンバーの疲弊を招く可能性があります。相手があるお話なのでとても難しいのですが、期待値調整を正しく行って、お客様の満足度を高めることが重要ですね。

社内については、再現性をより高めていきたいですね。経営支援チームの業務は会計税務の高度な知識はもちろん、経営者とお話するため、幅広い知識や経験も必要になります。社内人材の専門性が高ければ高いほど、属人性が高くなりがちで、そういった人材の再現性を高めるのは難しくなっていきます。専門性と再現性は一般的にはトレードオフになることが多いのですが、これを両立してトレードオンにできるような取り組みを意識しています。

組織としてノウハウをためこまずに積極的に開示するようなカルチャーを醸成しようとしています。その結果、経営支援チームの提供価値を今よりもさらに高めて、大きな視点でいうと社会や経済の発展に寄与したいですね!

-ありがとうございます!

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