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全ての選択を「運命」と片付けてしまえば、私たちの可能性を放棄することになるのではないだろうか。

運命論:この世の人事や現象の進行は,すべてあらかじめ定められた運命によって支配されているとする人生観。

今回は「運命」というものをテーマにつらつらと書いていこうと思います。


みなさん、「運命」というものを信じますか?

信じてる人多い気がします、なんかロマンチックですし。


私も信じていました。

長野県の小さな村で生まれたこと
大学受験に失敗したこと
4年間付き合っていた彼女と別れたこと
大切にしようと思える仲間ができたこと

これ以外にも今までの人生で起きた出来事というのは、

数えきれないほどありますが、そんな良い事も悪い事も

すべてあらかじめ決まっていた運命なんだと考えていた時期がありました。


ただ今は、

「もしかして運命なんかじゃないのかな?」

なんてことを思い始めました。


私の人生を「運命」という言葉で片づけるにはあまりにも味気なさすぎる。

そう思ったんです。

人間というものは、本能的に楽な方に行きたがる生物です。

なので自分の身に起きたことを「そういう運命なんだ」と正当化することで

良い事が起きれば、簡単に喜ぶことができて

逆に悪い事が起きれば、簡単に気持ちを軽くすることができるんです。

人間ってこんなにも単純な生き物なんです。


でも本当にそれで済ませていいんでしょうか?

これを読んでいるあなたの人生ってそんなに単純でしたか?

成功体験、幸福体験の裏にはきっと努力があったと思います。

失敗体験、不幸体験の裏にはきっと後悔があったと思います。

その努力と後悔がまた新たな成功と失敗を生み出すのではないかと思います。

それが変化であり成長です。


先ほど言った事とは全くの正反対の言葉になってしまいますが

人間ってこんなにも複雑な生き物なんです。


なのでこれからの人生

良い事が起きれば、どんなに小さな努力でも目一杯褒めてください

悪い事が起きたらたくさん後悔してください

そしてもう起こさないよう、立ち上がろうとしてください

どうか変化することを恐れないでください

変化から目を背けたら

きっとあなたの人生は「運命」という言葉で片づけられてしまいます。


ただ今の社会はあまりにも変化のスピードが早いです。

なので余計に自分自身は変わっていないという錯覚を起こしてしまいます。

この錯覚から抜け出さないと、自分の成長を止めることになるでしょう。

だからゆっくりとした変化でも、変わっているんだという意識を持ってください。

これがあなたの成長を促すことになり、人生を複雑に、そして鮮やかにしてくれます。

これが「運命」を乗り越える術であり、あなた自身の人生を謳歌することにつながるでしょう。



Written by Hikaru Koike


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