誰も教えてくれない「バレンシアガ」がロゴを変更した理由
MBアシスタントのけんちっちです!
この記事ではMBが各媒体などで発信している着こなし指南などの
情報からオススメのものをピックアップし再編集してご紹介しています。
MBはnoteでは有料配信しか行っていません!
noteで初めて知った方はどのようなおしゃれ指南をしているかわからない方が多いのでは…?
そんな方にむけてこの記事を執筆してます!
また過去の記事はマガジンにまとめているので
他の記事も合わせて読んでみてくださいね…!
■.バレンシアガがロゴを変えた理由
というわけで今回はバレンシアガがロゴを変えた理由についてご紹介したいと思います!
何気ないブランドロゴ変更だったのであまり気に留めていた人は少ないと思いますが実はこれには明確な理由があったり時代の転換点を象徴する出来事なんです。
これを読むことでバレンシアガや他のブランドをこぞってロゴ変更をしたのか、なぜバレンシアガがこんなにも売れているのかの理由が見えてくるでしょう!
少しディープな話題ですがファッションのことがわからなくても
わかるように説明しているので是非最後まで読んでみてください!
■.デムナが気づいた時代の転換期とは
まずこのバレンシアガのロゴをデザインしたのは「リカルド・フェロル」です。
デザイナーである「デムナ・ヴァザリア」に依頼されてブランドロゴをデザインしました。
この「デムナ・ヴァザリア」とは「VETEMENTS/ヴェトモン」や「BALENCIAGA/バレンシアガ」などので活躍した2010年代を代表する伝説的デザイナーです。
そのデムナがバレンシアガでの大きな功績として1つ上げられるのがバレンシアガのロゴ変更なんです!
・参考 バレンシアガ ロゴ変更
なぜデムナは旧来より大事に扱われてきたロゴからサンセリフ体のロゴへ変更したのでしょうか??
ちなみにバレンシアガがロゴ変更をした後に他のたくさんのブランドがロゴ変更を行いました。
・参考バーバリー ロゴ変更
・参考 CELINE/セリーヌ ロゴ変更
皆さんも知っているブランドだとバーバリーが有名ですよね!
バーバリーってイギリスの代表的な老舗ブランドですが
そんなバーバリーですら伝統的なロゴを変更しています。
こういったブランドってハイブランド特有の世界観を表すロゴが多かったと思いますがそういったブランドが一斉に旧ロゴを捨てたのです。
サンセリフ体にすることでネットで表示されやすいロゴに変えたのです…
なぜそんなことが起こったのか…
それは雑誌やテレビの企業が作り出した媒体よりも私たち消費者が発信しているネットやSNSなどの影響力の方が大きくなったことの象徴なんです!
この理由を説明する前に昔のブランドロゴの話をしたいと思います。
元々ブランドロゴとはとても使用がとても厳しいものだったのです。
■.ブランドとは世界観を象徴するもので細部までの作り込みが大切
ブランドロゴとは本当に取り扱いの厳しいものでした。
例えば雑誌などに掲載する際にブランドまで確認し許可をとった後
分厚い取り扱い説明書が出てきて、掲載した後には掲載箇所や内容を
報告する書類まで提出が必要であったブランドまでありました。
それくらいブランドロゴの使用は厳しかったんです…
なぜそこまでブランドロゴを使うのが難しかったかというと…
のブランドの世界観が命なのでそれを守らないといけなかったからです。
基本的に衣服とはたかだが布と糸で作られたものなんです。
その布と糸に価値を持たせているのがブランドです。
原価だけで考えてしまうと布と糸、本や雑誌もそうですよね。
所詮紙切れですがどうして数千円などで販売され多くの人が買っているのでしょうか?
それは本の中身の知識に価値を感じリスペクトがあるから対価が支払われているわけです。
これって洋服でも一緒で布と糸で
作られたものに価値を付けているのがブランドビジネスなんです。
ハイブランドのお店の前にドアマンがいる理由もそういった理由で
世界感を表現するため細部までこだわって世界観を追求しているのです。
そういった積み重ねでブランドの世界を顧客へ伝えることができています。
なのでブランドロゴとはブランドを象徴する顔なので
そこまで厳重に取り扱わなければならないのです。
そうやって世界観を追求するのが過去のブランドビジネスでした。
■.デムナが真っ先に気づいた時代の転換期とは
ところが最近は時代の流れが大きく変化しました。
それはメディアとSNSの影響力が逆転したことです!
今までブランドとしてはSNSや消費者発信する内容は影響力が
小さかったのでブランドイメージに影響が出ず無視できました。
しかし今現在はSNSが主流となっており一般消費者が発信した
内容がテレビや雑誌などのメディアよりも影響が大きくなってきました。
この影響力の逆転によってブランドが必死に
ロゴを守っても消費者が勝手に発信するものがたくさん増えてくるのです。
だって消費者全員にブランドロゴや取り扱いルールなんて
渡せないし守ってもらえるわけないですよね??
iPhoneなどに元々入っているサンセリフ体などの文字でブランドのことをどんどん書かれたら昔から守ってきた筆記体のかっこいいブランドロゴよりサンセリフ体で書かれたブランドのフォントの方が消費者のイメージに残ってしまうわけです…
なのでバレンシアガはロゴを変更したんです!
ロゴをカッコつけた書体から誰でも再現できるサンセリフ体にしてどの端末でもほぼ同じように再現されるフォントを使ってSNSの発信に対応させるようにしました。
この話の本当に凄いと思うところは…
デザイナーがこの事実に気がついて今まで積み上げて守ってきたブランドロゴをすぐに捨てて変化に対応できたことなんです!
ブランドが何十年も守ってきた伝統を捨てることって
とても勇気のいることなのでなかなかできることじゃないですよね。
でもそれをやり遂げたのがデムナ・ヴァザリアでロゴを作ったのがリカルド・フェロルなんです。
これに追従してバーバリーやセリーヌがロゴ変更を行っていたということです。
そんなデムナについては12月15日のMBの有料noteにて
詳しく解説されているので興味がある人は是非見てみてください!
またこの記事の詳しい解説は下記動画でMB本人が解説してます!
動画も合わせて見るとより理解が深まります!
是非チェックしてみてください!
今回はここまで!
MBはメンズファッションの着こなしをロジカルに解説しています!
説明もわかりやすく再現性が高いのでとてもおすすめです。
今後もこのような形でメンズファッションに着こなしについて解説して行きたいと思います。
次回のnoteも是非読んでみてください!!
以上!けんちっちでした。
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