大ヒットWEBTOON『女神降臨』ドラマ化に続きアニメ化決定!全世界が夢中になる理由とは
実写ドラマ化に続き、アニメ化が決定したことで更なる注目を集めている話題のWEBTOON『女神降臨』(yaongyi)。
国内で累計7億回以上、グローバルでは55億回以上閲覧されている本作。さらに、LINEマンガが発表した「LINEマンガ 2022上半期ランキング 」では、10代女性のランキングで1位に輝くなど、国内外問わず大ヒットWEBTOONとしての地位を確かなものにしている。
縦読み・フルカラー形式で描かれる、韓国発のWEBTOON。日本ではその制作のノウハウや歴史が浅いため、WEBTOON市場はまだまだ未熟だ。にもかかわらず、海外はもちろん日本の読者をからも熱い支持を集める『女神降臨』。一体、本作の何が読者を夢中にさせるのだろうか?
〇〇〇の力で女神に変身!?
『女神降臨』の主人公は、女子高生の谷川麗奈。長い髪をなびかせ、吸い込まれるような美貌を持つ彼女はまるで“女神”のよう。
街を歩けば誰もが振り向き、カフェでは店員からホイップクリームを山盛りにされるなど、いわゆる「美人は得」を絵に描いたような扱いを受ける麗奈だが、そんな彼女には大きな秘密があった。
それは、この美貌が天然モノではなく、整形級なメイクの腕前でお陰で成り立っていることだった。
もともと、外見に大きなコンプレックスを抱えていた麗奈。中学時代は、その自信の無さも相まってか、スクールカースト上位のクラスメイトたちからパシリにされるなど薄暗い学校生活を送っていた。
ある日、YouTubeで「整形級メイク」の存在を知った麗奈は、ひたすらメイクの腕前を磨き、高校に入学する頃には“女神”に変身するほどのメーキャップ技術をマスターする。
こうして、“すっぴんは別人”という大きな爆弾を抱えながらも、メイクのお陰で中学時代とは一変し充実した高校生活を送る麗奈。
けれど、すっぴんで近所の本屋さんに出かけてしまったことをきっかけに、麗奈の秘密は学校一のクールなモテイケメン・神田俊に見抜かれてしまう。
こうして、ひょんなことから学校一のイケメンと秘密の共有者となった麗奈の、苦悩とドキドキに満ちたスクールライフが幕を開ける。
WEBTOONの“フルカラー”を活かしたメイクシーン
2022年8月現在、「LINEマンガ」で220話まで独占配信中の『女神降臨』。連載当初は、すっぴんがバレないように麗奈が奮闘する物語であったが、物語が進むにつれて神田と距離を縮めていき、さらには麗奈を巡って神田と三角関係に発展する五十嵐悠の登場など、登場人物がどんどん増えていくため、笑いあり、涙あり、キュンキュンありな学園ラブコメディとして楽しめる。
そんな本作の見どころはなんと言っても、麗奈が女神へと変身するメイクシーンだ。
カラーコンタクト、BB クリームにクッションファンデ、アイシャドウにティントリップ……。現実世界でも馴染みのあるメイクアイテムをもとに、メイクシーンが鮮やかに描かれている。
そして、このメイクシーンは、WEBTOONの特徴である“フルカラー”と良い相乗効果を生んでいる。例えば、ティントリップをつけて唇がじゅわっと発色しているところや、艶感を感じるセミマット肌など、WEBTOONのフルカラーによって、モノクロでは表現できないメイクの質感を堪能することができるのだ。
リアルな麗奈のメイクシーンを見ていると、手持ちのコスメを新調したくなったり、そのメイクテクニックを真似したくなるなど、美意識が刺激される。
そんな読後感を裏付けるかのように、韓国ではコスメブランド「all my things」から『女神降臨』とのコラボレーションコスメが販売され、日本では女性ファッション誌「CLASSY」で「漫画『女神降臨』谷川麗奈のヘアメークを完コピしてみた。」という特集が生まれるなど、現実世界においても大きなムーブメントを起こしている。
メイクの力で人生を切り開いていく
メイクの力で女神級の美貌を手に入れた麗奈。だが、本作はそこから彼女がひたすらに無双していく、いわゆる“チート”な物語ではない。
時に片思いや失恋を経験し、10代らしく進路に悩むなど、様々な葛藤を抱えながらも、自分を女神に変身させてくれたメイクの力を借りて、前向きに人生を切り開いていく。
美意識を刺激するメイクシーンはもちろん、そんな力強い麗奈の姿が世界中の読者を夢中にさせるのではないだろうか。
『女神降臨』は「LINEマンガ」にて独占配信中。この機会にぜひ読んでみてほしい。
https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000209
<ライタープロフィール>
ちゃんめい
マンガライター。マンガを中心に書評・インタビュー・コラムの執筆や、トークイベント、女性誌のマンガ特集に出演。毎月100冊以上マンガを読む。(掲載:アル / Real Sound ブック/ mi-mollet / QJWeb /現代ビジネスなど)
・Twitter @meicojp24
・note https://note.com/meichan24
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